8月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
8月度の受賞選手は投打ともに記録づくめの受賞内容となりました。
まず打者部門は、東京ヤクルト・ウラディミール・バレンティン選手と読売ジャイアンツ・村田修一選手が甲乙付け難い抜群の成績でダブル受賞となりました(2009年5月度・読売・ゴンザレス、広島・大竹両投手受賞以来)。バレンティン選手はリーグ月間三冠王の文句なしの成績とともに月間本塁打18本の日本新記録を樹立し、2002年読売・松井秀喜選手以来となるシーズン本塁打を50本の大台に乗せ、本塁打の話題を独占しました。一方、村田選手は前月からの好調を維持し、2カ月連続で月間打率が4割を超え(リーグ5人目)、月間安打46本のセ・リーグ新記録を樹立しました。両選手とも今シーズン2度目の受賞となり、バレンティン選手はヤクルト球団選手の通算受賞回数で2位・古田敦也氏に並んで4度目となりました(1位・ラミレス選手=5回)。村田選手は2カ月連続受賞となり、読売球団からは昨年8、9月度の阿部慎之助選手以来です。
投手部門は、阪神タイガースのドラフト1位・藤浪晋太郎投手が初受賞となりました。広島・野村祐輔投手と並んで月間最多勝となる4勝負けなしの安定した投球を披露し、何より月間防御率1点台が決め手となりました。高卒ルーキーながらローテーションの一角を担い、8月31日(土)対広島19回戦(甲子園)ではセ・リーグ高卒新人投手として1967年・江夏豊投手(阪神)以来46年ぶりとなる10勝目をあげ、東京ヤクルト・小川泰弘投手、読売・菅野智之投手に次いで、リーグ新人投手3人目の2桁勝利に到達しました。セ・リーグにおける高卒新人投手の月間MVPの受賞は、1987年8月度・中日・近藤真一投手(現コーチ)以来となり、阪神球団投手の受賞が4カ月連続となり、投手部門で同一球団からの4カ月連続受賞はリーグ初です。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バレンティン | (ヤ) | 26 | 87 | 40 | 18 | 35 | 0 | .460 |
村田 修一 | (巨) | 27 | 109 | 46 | 10 | 27 | 0 | .422 |
梶谷 隆幸 | (ディ) | 23 | 88 | 35 | 8 | 22 | 4 | .398 |
和田 一浩 | (中) | 27 | 93 | 33 | 4 | 14 | 0 | .355 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 投球回 | 奪三振 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前田 健太 | (広) | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 30 | 30 | 1 | 0.30 |
藤浪 晋太郎 | (神) | 5 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 33 | 27 | 4 | 1.09 |
内海 哲也 | (巨) | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 27 | 19 | 5 | 1.67 |
野村 祐輔 | (広) | 5 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 34.2 | 23 | 11 | 2.86 |
◎バレンティン選手の表彰式は、9月12日(木)東京ヤクルト-広島戦(神宮)の試合前に行われる予定です。
村田選手の表彰式は、9月12日(木)巨人-横浜DeNA戦(東京ドーム)の試合前に行われる予定です。
藤浪投手の表彰式は、現在未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。