パシフィック、セントラル両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、パ・リーグは埼玉西武ライオンズの浅村栄斗選手、セ・リーグは読売ジャイアンツの長野久義選手に決定いたしました。
本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打を放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球セ・パ両リーグ公式戦全試合、プレイボールからゲームセットまで放送(※トップ&リレー、録画放送を含む)を掲げているスカパー!ならではの賞であり、今シーズン記録されたパ・リーグ31試合、セ・リーグ38試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出しています。
表彰式は12月に実施を予定しており、受賞両選手にはオリジナルトロフィーと賞金200万円がそれぞれ贈られます。
長野選手は、8月29日(木)東京ドームで行われた対阪神20回戦、2対2の同点で迎えた延長10回裏の先頭打者として打席に入ると、1ボールからの2球目を強振、左翼席に弾丸ライナーで飛び込むサヨナラ本塁打を放ちました。
大事な首位攻防戦を連勝して迎えたこの試合、チームは相手エースに終盤まで抑え込まれていましたが、8回、9回に1点ずつ取る粘りで延長戦に持ち込み、長野選手の一打へつなげました。優勝を争う首位攻防3連戦を3連勝で締めくくり、リーグ優勝を大きく引き寄せる貴重な一打となりました。
なお、長野選手は2011年10月22日の対横浜戦での代打満塁逆転サヨナラ本塁打で2011年度の本賞を受賞以来、自身2本目のサヨナラ本塁打で本賞2度目の受賞となります。
浅村選手は、8月7日(水)西武ドームで行われた対北海道日本ハム16回戦、4対6で2点を追う9回裏、二死一、二塁、2ボール1ストライクから、右翼席へ逆転サヨナラ3点本塁打を放ちました。
この試合は7回まで北海道日本ハムが3度リードし、埼玉西武が3度追いつく展開。8回に2点のリードを許した埼玉西武は、9回裏一死から粘りを見せ、浅村選手の一打へつなげました。 敗れれば3位転落というチームの窮地を救う劇的な一打でした。
また、浅村選手は5月31日の対東京ヤクルト戦でもサヨナラ本塁打を放っており、埼玉西武で1シーズンに2本以上のサヨナラ本塁打を記録したのは2002年の松井稼頭央選手(3本、現東北楽天)以来11年ぶりとなります。