セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の3、4月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
青木選手は、4月6日(土)神宮球場で行われた対中日ドラゴンズ2回戦、3対3と同点で迎えた延長12回裏最後の攻撃、2死走者無しの場面で左翼席へ値千金の代打サヨナラ本塁打を放った。
東京ヤクルトは、2回裏に中村選手の本塁打で先制。4回表に本塁打で同点に追いつかれるが、5回裏に3本の長短打を集めて2点を奪い、すぐさま中日を突き放した。しかし、7回表にソロ本塁打で1点差に迫られると、9回表に同点に追いつかれ、延長戦に突入。延長戦では両者互角の戦いを繰り広げ、引き分けムードが漂う延長12回裏、この試合スタメンを外れていた青木選手が代打で登場。強振した打球は左翼席へ飛び込み4時間を超える熱戦に終止符を打った。青木選手のサヨナラ本塁打は、2005年8月26日の対横浜11回戦以来14年ぶり2本目。また、これが自身初の代打本塁打となった。
中田選手は、3月29日(金)札幌ドームで行われた対オリックス・バファローズ1回戦、3対3と同点で迎えた延長10回裏1死満塁の場面、左中間へ劇的なサヨナラ満塁本塁打を放ち、チームに4年ぶりの開幕戦勝利をもたらした。
日本ハム打線は、オリックスの山岡投手に7回まで1点に抑えられるが、1対3の8回裏に、近藤選手のタイムリーで同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。
追いついた勢いのまま迎えた10回裏、1死3塁のチャンスを作ると、オリックスベンチは2者連続で申告敬遠の満塁策を取り、4番の中田選手との勝負を選択。次打者席にいた中田選手は、これを見て気合が入った。カウント1-1からの3球目を打ち上げるとレフトファウルゾーンへの大飛球を放つが、オリックスのレフト小田選手は犠飛とならないよう捕球せずファウルとなった。球場のボルテージが最高潮に達した中、カウント2-2からの5球目を、今度は左中間スタンドへ豪快に叩き込んだ。開幕戦でのサヨナラ満塁本塁打は史上3人目の快挙。開幕戦延長戦の満塁本塁打は史上初。中田選手のサヨナラ安打は5本目となった。