セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の8月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
石川選手は、8月24日(土)東京ドームで行われた対横浜DeNAベイスターズ18回戦、6対6で迎えた延長11回裏無死2塁の場面で代打として起用され、バックスクリーン右へ飛び込むサヨナラ2点本塁打を放った。
巨人は、初回に先制点を許すも、4回裏に丸選手とゲレーロ選手の本塁打で3点を奪い逆転し2点差とする。6回表に1点を返され1点差に迫られるも、その裏に丸選手のこの日2本目の本塁打を皮切りに4安打を集め、すぐさま2点を追加し、その差を3点に広げた。8回表は、2つの四球から二塁打と本塁打を浴び4点を奪われ逆転されるも、9回裏2死1、2塁の場面でキャプテン坂本選手の起死回生の同点打が生まれ、試合は6対6で延長戦へ突入した。迎えた11回裏、先頭の重信選手が安打で出塁すると二盗を決め、チャンスを作ると、原監督は代打で石川選手を起用。石川選手は、見事期待に応えバックスクリーン右へプロ8年目で初となるサヨナラ本塁打を放ち、2014年以来、5年ぶりにリーグ優勝を目指すチームにマジック点灯(20)をもたらす、大きな一打となった。巨人からのスカパー!サヨナラ賞受賞は、2017年6月度の亀井選手以来、2年ぶりとなり、石川選手は初の受賞となった。
清田選手は、8月6日(火)ZOZOマリンスタジアムで行われた対福岡ソフトバンクホークス16回戦、2対2で迎えた延長11回裏1死1塁の場面で打席に立つと、打った瞬間にスタンドインとわかるサヨナラ2点本塁打を左翼席に叩き込んだ。チームを勝率5割復帰に導く劇的な本塁打は、自身初のサヨナラ本塁打となった。
この試合、千葉ロッテは先発の岩下投手が初回に右足を痛めてまさかの降板、その後3番手石川投手が4回を無失点に抑えるなど、継投で踏ん張っていたものの、1点リードの8回に5番手唐川投手が福岡ソフトバンクのデスパイネ選手に痛恨の一発を浴び同点となり、試合はそのまま延長戦へ突入する。迎えた延長11回、この回から福岡ソフトバンクのマウンドには松田遼投手。先頭打者が四球で出塁し、続く打者がレフトフライに倒れ1死1塁となり、打席にはこの日5打席目の清田選手。カウント2-2からの5球目を振りぬくと、打球は高々と幕張の夜空に舞い上がりレフトスタンドに飛び込んだ。自身初のサヨナラ本塁打は、11回で7投手を費やす厳しい消耗戦を粘り強く戦ったチームを救う最高の結果となった。スカパー!サヨナラ賞は2018年5月度以来自身2度目の受賞となった。