• セントラル・リーグ
  • 阪神タイガース
  • 広島東洋カープ
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 読売ジャイアンツ
  • 東京ヤクルトスワローズ
  • 中日ドラゴンズ
  • パシフィック・リーグ
  • オリックス・バファローズ
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 埼玉西武ライオンズ
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 侍ジャパン

日本野球機構オフィシャルサイト

2019年 表彰選手

「2019 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」受賞選手

 セントラル、パシフィック両リーグが第三者公式表彰として制定しておりますスカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞(協賛:スカパーJSAT株式会社、以下「本賞」)の今年度の受賞選手が、セ・リーグは阪神タイガースの髙山俊選手、パ・リーグは千葉ロッテマリーンズの鈴木大地選手に決定いたしました。

 本賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ両リーグの各1選手)に贈られる賞です。「最後の一球まで何が起こるかわからない」と言われる野球というスポーツの象徴的なプレーであるサヨナラ打を称える本賞は、プロ野球全12球団公式戦全試合を放送し、ファンのみなさまの胸が熱くなるゲームを最後までお届けしているスカパー!の想いと連動した賞であり、今シーズン記録されたセ・リーグ42試合、パ・リーグ35試合のサヨナラゲームの中から、「最も劇的な一打」を選出しています。受賞両選手にはそれぞれオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られます。

セントラル・リーグ受賞選手
~プロ野球史上17本目、代打サヨナラ満塁本塁打~

 髙山選手は、5月29日(水)阪神甲子園球場で行われた対読売ジャイアンツ9回戦、4対4で迎えた延長12回裏最終回の攻撃、1死満塁の一打サヨナラのチャンスに代打で登場。読売8番手の池田投手から、右翼席へ劇的な代打サヨナラ満塁本塁打を放った。

 この試合、阪神は3点のビハインドで迎えた5回裏、上本選手の右中間二塁打で2点を返し1点差に迫るも、8回表にソロ本塁打により再び2点差に広げられ終始追う展開が続いた。しかし、8回裏の攻撃でマルテ選手が2点本塁打を放ち土壇場で延長戦に持ち込む粘り強さを発揮。延長戦は両チームの投手陣が踏ん張り、最後の1点がなかなか奪えない状況が続いたが、延長12回裏、1死満塁と願っても無いチャンスを作り、最後は矢野監督から全てを託された代打髙山選手の一振りで4時間30分の死闘に終止符を打った。髙山選手のサヨナラ打は2016年5月21日対広島8回戦以来自身2度目で、サヨナラ本塁打は初。代打サヨナラ満塁本塁打はプロ野球史上17本目となった。

パシフィック・リーグ受賞選手
~プロ野球史上9度目、9回裏5点差以上を逆転~

 鈴木選手は6月16日(日)ZOZOマリンスタジアムで行われた対中日ドラゴンズ2回戦、2対7で迎えた9回裏、4点を返し1点差に詰め寄った2死満塁の場面で、右前へ逆転のサヨナラ安打を放ち、8対7という劇的なサヨナラ勝利を収めた。

 この試合、千葉ロッテは7回表までに0対5とリードを許す苦しい展開だったが、7回裏に鈴木選手のソロ本塁打で反撃開始。再び5点差の2対7で迎えた9回裏の先頭打者も鈴木選手だった。ここで放った自身プロ入り2度目となる2打席連続の本塁打が歴史的逆転勝利の始まりとなった。その後、千葉ロッテ打線は打者一巡の猛攻で、1点差とし迎えた2死満塁で打席には再び鈴木選手。球場の盛り上がりも最高潮の中で、フルカウントからの6球目、バットを真っ二つに折りながら振り抜いた打球は1、2塁間を抜け右前へ逆転のサヨナラ安打となった。9回裏に5点差以上を逆転してのサヨナラ勝利はプロ野球史上9度目。今季鈴木選手はサヨナラ打を3度記録。個人シーズン3度のサヨナラ打は55年ぶり3人目の球団タイ記録となった。