セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の6、7月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
西浦選手は、6月25日(木)神宮球場で行われた対阪神タイガース3回戦、1点を追う9回2死1、2塁の場面で左翼席へ値千金の代打逆転サヨナラ3点本塁打を放ち、チームに劇的な勝利をもたらした。
東京ヤクルト高梨投手、阪神秋山投手が先発したこの試合は7回を終わって0対0の投手戦となった。均衡を破ったのは阪神梅野選手。8回表、無死フルカウントからレフトスタンドへ今季1号となる先制本塁打を放った。迎えた9回裏、阪神は守護神藤川投手をマウンドに送り逃げ切りを図るが、東京ヤクルトは四球と安打で2死1、2塁のチャンスを作ると、高津監督は井野選手の代打として西浦選手を送った。無観客で静寂に包まれる緊迫した場面で2球目の直球を強振すると打球は左翼席へ飛び込み、チームの5割復帰を決める値千金の一打となった。
サヨナラ本塁打は自身初、代打逆転は球団にとって2010年川本選手以来、10年振り5人目の快挙。
ロドリゲス選手は、7月10日(金)京セラドーム大阪で行われた対北海道日本ハムファイターズ4回戦、2点ビハインドで迎えた9回裏2死1、2塁の場面で左翼席へ劇的なサヨナラ3点本塁打を放った。
オリックス打線は北海道日本ハム先発有原投手に7回まで2安打無得点に抑えられるが、8回に代わった宮西投手から失策絡みで1点を返す。2点ビハインドの1対3で迎えた9回裏、北海道日本ハムの守護神秋吉投手が2死から連続四球を与え、この試合最大のチャンスがオリックスに巡ってくる。この場面で打席には新外国人ロドリゲス選手。カウント1-2からの4球目を強振すると、快音と共に白球が弾丸ライナーで左翼スタンドに突き刺さった。お釣り無し、起死回生の豪快な1発でチームを今季初のサヨナラ勝利に導いた。
頼れる新助っ人の劇的な一打はチームメイトのみならず、今季初めてスタンドで見守ったファンを熱狂させた。