セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の3、4月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
亀井選手は、3月26日(金)東京ドームで行われた対横浜DeNAベイスターズ1回戦、同点で迎えた9回裏に代打で出場するとライトスタンドへ運ぶサヨナラ本塁打を放ち、劇的なシーズンの幕開けを迎える一打となった。
読売・菅野投手、横浜DeNA・濵口投手が先発した開幕戦は、8回終了時点で7対5と読売がリード。開幕戦勝利を飾りたい読売は守護神・中川投手に9回を託す。しかし、与四球・被安打を経て2死2、3塁と一打同点のピンチを招くと、昨シーズンまで読売に在籍していた田中俊選手に左前への2点適時打を浴び同点に追いつかれる。続く9回裏、横浜DeNAは守護神の三嶋投手を投入。今シーズンは特別ルールにより延長戦が行われない中、先頭打者の代打・亀井選手はカウント1-1からの3球目のスライダーを振り抜き、打球は一直線にライトスタンド中段へ飛び込んだ。プロ17年目、チーム最年長38歳のベテランが通算9度目のサヨナラ打を放ち、リーグ3連覇・日本一奪回を目指すチームは劇的なスタートを切った。
尚、開幕戦のサヨナラ本塁打は球団初、代打ではプロ野球史上初。自身2度目となるスカパー!サヨナラ賞受賞となった。
4月21日(水)ZOZOマリンで行われた対北海道日本ハムファイターズ5回戦。1点ビハインドで迎えた9回裏、2死1塁の場面で、岡選手がバックスクリーンへ飛び込む起死回生の2点本塁打を放ち、チームを逆転サヨナラ勝利に導いた。
この試合、千葉ロッテは北海道日本ハム先発の伊藤投手に6回まで2安打無得点と抑え込まれ、最大5点差まで引き離される苦しい展開。しかし、7回、四番・安田選手の2点本塁打で反撃の狼煙を上げると、その後も代打・角中選手の適時打などで点数を重ね、1点差まで詰め寄る。4対5で迎えた9回裏、2死1塁の場面、打席には岡選手。北海道日本ハムの守護神・杉浦投手が投じた2球目を捉えると、打球はバックスクリーンへ飛び込む、自身プロ8年目で初のサヨナラ本塁打となった。劣勢でも諦めない打撃陣による終盤の追い上げは劇的な大逆転となり、チームは引き分けを挟んで6連勝、2位浮上となった。
千葉ロッテの逆転サヨナラ本塁打は、2001年のボーリック氏以来20年ぶり、日本人選手としては1997年の初芝氏以来、24年ぶり。
岡選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。