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日本野球機構オフィシャルサイト

2022年 表彰選手

2022年9、10月度「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手

 セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の9、10月度受賞選手が決定いたしました。

 受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。

セントラル・リーグ受賞選手
丸山 和郁 (東京ヤクルトスワローズ)
【初受賞】

 丸山和選手は、9月25日(日)神宮球場で行われた対横浜DeNAベイスターズ24回戦、0対0で迎えた9回裏、一死二塁の場面で左中間へサヨナラ二塁打を放った。
 東京ヤクルトが優勝マジック2として迎えた注目の一戦は、東京ヤクルト・小川投手、横浜DeNA・今永投手、両先発の意地がぶつかる投手戦となった。小川投手が6回を投げ、2安打無失点でマウンドを降りると、今永投手は7回を投げ、3安打11奪三振、無失点と両投手とも気迫の投球を見せた。
 0対0で迎えた9回表、マクガフ投手が3者凡退に抑え流れを引き寄せると、その裏、先頭打者のオスナ選手が内野安打で出塁し、続く中村選手がバントで送り、一死二塁のチャンスを作る。打席には8回途中からライトの守備についた丸山和選手。1ボールからの2球目を強振すると、打球は左中間を破り、代走の塩見選手が一気にホームイン。自身初となるサヨナラ安打は、チームのリーグ連覇を決定づける一打となった。
 ルーキーの丸山和選手にとってプロ入り後、初のサヨナラ安打でスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。

パシフィック・リーグ受賞選手
宗 佑磨 (オリックス・バファローズ)
【初受賞】

 宗選手は、9月19日(月)京セラドーム大阪で行われた対福岡ソフトバンクホークス25回戦、同点で迎えた延長10回裏、二死満塁の場面でセンターへサヨナラ安打を放った。
 オリックスは初回に吉田正選手の右中間への2点本塁打で先制すると、3回裏にも打線が繋がり、2点を追加し4対0とリードを広げた。しかし4回表、エラーが絡み3点を返されると、6回に投手陣が踏ん張り切れず逆転を許してしまう。試合はそのまま進み、1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一、二塁の場面で、吉田正選手がライトへの同点タイムリーを放ち、試合は延長へ。
 10回裏、福岡ソフトバンクのマウンドには10番手のレイ投手。オリックスはヒットと相手のエラーなどで無死満塁と絶好のチャンスを作るが、後続が倒れ、二死満塁となる。打席にはこの試合ここまで2安打の宗選手。2球目の速球を強振すると打球は二遊間を抜け、サヨナラ適時打となった。4回の守備では失点につながる悪送球、9回には送りバントを失敗したが、汚名返上の劇的打でチームを勝利に導いた。この勝利でチームは首位福岡ソフトバンクとの直接対決を3連勝とし、ゲーム差なしに肉薄した。パ・リーグ連覇を目指すチームを勢いづける価値ある一打となった。
 宗選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。