セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の3、4月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
秋山選手は、4月15日(土)マツダスタジアムで行われた対東京ヤクルトスワローズ5回戦、3対4と1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁の場面で、左翼席へ逆転サヨナラ2点本塁打を放った。
小雨が降る中で迎えた、首位東京ヤクルトとの一戦は、1対2で迎えた4回裏に、西川選手が今シーズン第1号となる同点ソロ本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。しかし、6回表に東京ヤクルト・長岡選手の適時打などで、2対4と勝ち越しを許した。7回裏の広島東洋の攻撃では、先頭の田中選手が二塁打で出塁すると、一死三塁から菊池選手の適時打で1点差に迫る。
そして、3対4で迎えた9回裏のマウンドに上がったのは、東京ヤクルト新守護神の田口投手。簡単に二死まで追いつめられるも、代打の堂林選手が四球で出塁。打席に入った秋山選手は直後の初球を振り抜くと、打球は左翼席へ飛び込む逆転サヨナラ2点本塁打となった。雨の中の激戦を制した広島東洋は、2位に浮上した。
秋山選手のサヨナラ本塁打は、2012年9月5日対福岡ソフトバンク20回戦で放ったサヨナラソロ本塁打以来の自身2度目で、スカパー!サヨナラ賞受賞は、昨年8月度以来2度目となる。
清宮選手は、4月1日(土)エスコンフィールドで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦、3対3の同点で迎えた延長10回裏、無死二塁の場面で、右前にサヨナラ適時打を放った。
北海道日本ハムは、1点を追う6回に4番・野村選手の適時打で同点に追いつくと、7回には代打・今川選手、5番・清宮選手の適時打で2点の勝ち越しに成功する。しかし、8回表に東北楽天・辰己選手の2点本塁打で同点とされ、試合はそのまま延長戦に突入した。
3対3の同点で迎えた延長10回裏、マウンドには東北楽天7番手の宮森投手。先頭の野村選手が右中間への二塁打を放つと、二塁ランナーに代走の福田光選手を送る。無死二塁と一打サヨナラの舞台が整い、打席に清宮選手を迎える。カウント1-0からの2球目、緩い変化球を鮮やかに右前にはじき返すと、二塁ランナーは一気にホームに生還。4時間22分の手に汗握る熱戦は劇的な幕切れとなり、満員のスタンドは大歓声に包まれた。
開幕2戦目での今季初勝利は、「エスコンフィールドHOKKAIDO」での記念すべき本拠地初勝利となり、劇的なサヨナラ打を放った清宮選手は球団の歴史に新たな名を刻むこととなった。スカパー!サヨナラ賞は初受賞となる。