セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の5月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
長岡選手は、5月5日(金)神宮球場で行われた対横浜DeNAベイスターズ6回戦、8対9の1点ビハインドで迎えた9回裏二死一塁の場面で右翼席へ劇的なサヨナラ2点本塁打を放った。
東京ヤクルト・高橋投手、横浜DeNA・今永投手のWBC日本代表投手同士の投げ合いに注目が集まった一戦は、予想外の乱打戦となった。東京ヤクルトは2点を追う3回裏に、村上選手が左翼席に2点本塁打を放ち同点に追いつく。しかし、直後の4回表に、横浜DeNA・佐野選手の3点本塁打で勝ち越しを許すなど7回までに5本の本塁打を浴び、8回表を終えて4対9と大幅リードを許す。反撃したい東京ヤクルトは8回裏、濱田選手のこの日2本目となる3点本塁打などで1点差に迫る。
8対9で迎えた9回裏。二死から、オスナ選手が左前安打で出塁し、打席にはこの試合2安打の長岡選手。カウント2-0からの3球目を振り抜くと、打球は右翼席に飛び込む逆転サヨナラ2点本塁打となった。両軍合わせ11本の本塁打が飛びかった空中戦は、長岡選手が自身初となるサヨナラ本塁打で締めくくった。
東京ヤクルトからのスカパー!サヨナラ賞受賞は、2022年9、10月度の丸山和選手以来となり、長岡選手は初の受賞となった。
紅林選手は5月24日(水)ほっともっと神戸で行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦、4対5の1点ビハインドで迎えた9回裏一死一塁の場面で左翼席へサヨナラ2点本塁打を放った。
オリックスはこの試合、2点を追う4回に4番・森選手の適時二塁打、6番・若月選手のスクイズで同点に追いつくものの、中継ぎ陣が踏ん張り切れず7回表に3点の勝ち越しを許してしまう。しかし、8回裏に3番・中川圭選手の2点本塁打で1点差とすると、9回表にはワゲスパック投手が東北楽天の攻撃を打者3人でしっかりと抑え、最後の攻撃に望みを託す。
迎えた9回裏、マウンドには東北楽天守護神の松井裕投手。一死後、代打の大城選手が出塁すると、打席には紅林選手。カウント2-1からの4球目、甘く入った変化球をジャストミートすると、打球は夜空に高く舞い上がり、そのまま左翼席へ。この打席まで13打数無安打と苦しんでいた紅林選手は、土壇場で劇的な逆転サヨナラ2点本塁打という最高の結果を残した。
紅林選手は21歳3か月。自身にとって初めてのサヨナラ本塁打は、阪急ブレーブス時代に矢野清選手が記録した、サヨナラ本塁打の球団最年少記録である21歳9か月を更新する一発となった。
紅林選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。