セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の7月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
武岡選手は、7月17日(月)神宮球場で行われた対読売ジャイアンツ13回戦、10対10の同点で迎えた延長10回裏、二死一、三塁の場面で、左前にサヨナラ適時打を放った。
東京ヤクルトは、1回裏に読売の先発・菅野投手の立ち上がりを攻め、村上選手、内山選手の本塁打などで、大量6点を先制。しかし、読売の反撃により、3回表に代打・長野選手の適時打で同点に追いつかれると、4回表に岡本選手の右犠飛で逆転を許してしまう。しかし、直後の4回裏、内山選手がこの日2本目の本塁打となる満塁本塁打を放ち、再び3点の勝ち越しに成功するものの、7回表にウォーカー選手に2点適時打を浴び、またしてもリードを守り切ることができず、同点に追いつかれる。
同点で迎えた延長10回裏、一死から中村選手が左翼への二塁打で出塁すると、内野ゴロと敬遠で、二死一、三塁となり、打席には前の打席で併殺打に倒れ、悔しい思いをしていた武岡選手。読売・中川投手の2球目を捉えた打球は左前に落ち、プロ入り初のサヨナラ適時打。両軍合わせて30安打の乱打戦を、レギュラー獲得を狙う若手の一打で締めくくった。
武岡選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。
角中選手は、7月24日(月)ZOZOマリンスタジアムで行われた対福岡ソフトバンクホークス13回戦、0対1の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁の場面で、右翼席へ劇的な代打逆転サヨナラ2点本塁打を放った。
この試合、千葉ロッテの先発・佐々木朗投手は初回に先制を許すも、粘りの投球で、6回1失点。対する福岡ソフトバンクの先発・石川投手も7回無失点と、両先発投手が好投を見せ、試合は息詰まる投手戦となった。
両チーム得点が奪えないまま、0対1の千葉ロッテ1点ビハインドで迎えた9回裏。先頭の4番・ポランコ選手が、福岡ソフトバンクの守護神・オスナ投手から右翼線への二塁打を放ち出塁すると、続く山口選手の遊ゴロで、一死三塁と一打同点の場面を作る。しかし、後続の岡選手の投ゴロで、三塁走者が飛び出してしまい、挟殺プレーの末タッチアウト。二死一塁となり、敗北のムードが漂う中、千葉ロッテは代打・角中選手を打席に送る。カウント0-1からの2球目。真ん中高めの直球を振り抜くと、打球は右翼席に突き刺さる起死回生の代打逆転サヨナラ2点本塁打。頼れるベテランの一打でチームは2試合連続となるサヨナラ勝ちを収めた。
角中選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。