セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の8月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
宇佐見選手は、8月13日(日)バンテリンドーム ナゴヤで行われた対広島東洋カープ18回戦、0対1の1点ビハインドで迎えた延長10回裏、同点に追いついた直後の無死走者なしの場面で、右翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。
中日・柳投手、広島東洋・遠藤投手の両先発投手が好投を見せ、試合は投手戦となった。柳投手は9回を投げ切り、無安打無得点に抑える好投を見せたが打線の援護がなく、試合は延長戦へ突入。延長10回表、柳投手に代わり、今季ここまで自責点無しの守護神・マルティネス投手が登板するが、堂林選手に本塁打を浴び、ついに試合の均衡が破れる。
0対1の中日ドラゴンズ1点ビハインドで迎えた延長10回裏、先頭の石川昂選手が左翼席へ起死回生の同点本塁打を放つ。スタンドの興奮が冷めやまぬ中、打席には、この日投手陣の好投を捕手として支えてきた宇佐見選手が立つ。広島東洋の守護神・矢崎投手の3球目を振り抜いた打球は、そのまま一直線にファンの待つ右翼席へ飛び込むサヨナラ本塁打となった。宇佐見選手は8月度にこの試合を含む月間3度のサヨナラ打を記録。これは落合博満選手(中日)、阿部慎之助選手(読売)以来3人目のセ・リーグタイ記録である。
宇佐見選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。
浅村選手は、8月30日(水)楽天モバイルパーク宮城で行われた対埼玉西武ライオンズ22回戦、2対4の2点ビハインドで迎えた9回裏、1点差に詰め寄った直後の無死1、2塁の場面で、左翼席へ劇的な逆転サヨナラ3点本塁打を放った。
東北楽天はこの試合、3回に島内選手の適時打で逆転に成功する。先発・藤平投手が5回1失点の好投を見せると、6回からは、安樂投手、酒居投手、渡辺翔投手がそれぞれ無失点の投球を披露した。1点リードで迎えた9回表、東北楽天は絶対的守護神・松井裕投手を送り込むも、3本の適時打を浴びまさかの逆転を許してしまう。
2点ビハインドで迎えた9回裏、先頭の代打・小深田選手、続く島内選手が出塁すると、辰己選手が適時打を放ち1点差。なおも無死1、2塁の場面で、浅村選手が打席に入る。冷静にボールを見極め、迎えたフルカウントからの6球目。インコースの直球を見事に捉えると、打球は左翼席に突き刺さる起死回生の逆転サヨナラ3点本塁打となった。この試合で、チームは5連勝を記録し、3位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を1に縮めた。浅村選手自身、2013年以来10年振りとなるサヨナラ本塁打はチームのCS進出への望みをつなぐ一打となった。
浅村選手は4度目のスカパー!サヨナラ賞受賞となる。