セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の9、10月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
門脇選手は、9月17日(日)東京ドームで行われた対東京ヤクルトスワローズ23回戦、2対2の同点で迎えた9回裏、二死一、二塁の場面で、中前へ劇的なサヨナラ安打を放った。
読売は4回表にD.サンタナ選手に本塁打を浴び、先制を許すも、先発・Y.メンデス投手が6回1失点の好投を見せる。好投に応えたい打線は6回裏に丸選手、岡本選手の本塁打が飛び出し、逆転に成功。1点のリードを保ったまま、9回表、守護神・大勢投手がマウンドにあがったが、中村選手の犠飛により同点に追いつかれてしまう。
2対2の同点で迎えた9回裏、先頭の岡田選手が安打を放ち出塁すると、その後犠打と丸選手の敬遠などで二死一、二塁の好機を迎える。サヨナラ勝利へのファンの期待が高まる中、打席にはここまで無安打の門脇選手が向かった。東京ヤクルト・清水投手に対し、追い込まれた後も粘りを見せ、迎えた10球目。鋭くはじき返した打球は二塁手の横を抜け、二塁走者が激走でホームイン。シーズン終盤は二番打者としてスタメンに定着し、活躍を見せた若武者のプロ入り初となる劇的なサヨナラ安打となった。
門脇選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。
万波選手は、9月16日(土)エスコンフィールドで行われた対福岡ソフトバンクホークス21回戦、1対1の同点で迎えた9回裏、一死一塁の場面で、左翼席へ劇的なサヨナラ2点本塁打を放った。
北海道日本ハムはこの試合、1回裏に万波選手の先頭打者本塁打で先制に成功する。投げては、先発・加藤貴投手が7回1失点の好投を披露すると、リリーフの池田投手が8回、河野投手が9回をそれぞれ三者凡退に抑え、9回裏の攻撃に繋げた。
1対1の同点で迎えた9回裏、北海道日本ハム打線は福岡ソフトバンクの絶対的守護神・オスナ投手と対峙する。一死から五十幡選手がセーフティバントを決め出塁すると、この日初回先頭打者本塁打を放っている万波選手が打席に入る。初球、内角の厳しいコースの直球を見事に捉えると、打球は左翼席上段へと飛び込む劇的なサヨナラ2点本塁打となった。同一試合に初回先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を記録したのは、93年10月13日ヤクルト戦のA.パウエル選手(中日)以来30年ぶり2人目、パシフィック・リーグでは史上初の快挙。高卒5年目の若き主砲が野球史に名を刻んだ。
万波選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。