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日本野球機構オフィシャルサイト

2024年 表彰選手

2024年8月度「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手

 セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の8月度受賞選手が決定いたしました。

 受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。

セントラル・リーグ受賞選手
菊池 涼介 (広島東洋カープ)
【初受賞】

 菊池選手は、8月14日(水)マツダスタジアムで行われた対横浜DeNA19回戦、1対3の2点ビハインドで迎えた9回裏、一死一、二塁の場面で左翼席へ劇的な逆転サヨナラ3点本塁打を放った。
 広島東洋は、初回に先制点を許すも、2回裏に相手失策の間に同点に追いつく。しかし4回表、ここまでチームトップの10勝を挙げている先発の床田投手が連続適時打を浴び、1対3とリードを許す展開となる。打線は7回、8回と好機を作るもあと一本が出ず、点差を縮めることができない。2点ビハインドで迎えた9回裏、マウンドには横浜DeNAの森原投手。この回先頭の小園選手が二塁打で反撃の口火を切ると、一死一、二塁と一発が出れば逆転サヨナラの場面を作り、打席に立ったのは菊池選手。追い込まれた後の5球目の直球を振り抜くと、打球は左翼席へ飛び込む劇的な逆転サヨナラ3点本塁打となった。菊池選手のサヨナラ本塁打はプロ入り2本目、またこの試合では通算300二塁打を達成する一打も放つメモリアルな1日となった。リーグ3連覇に貢献するなど、長年チームを引っ張ってきた中心選手の放った一打が、6年ぶりの優勝へチームをさらに勢いづけた。

パシフィック・リーグ受賞選手
杉本 裕太郎 (オリックス・バファローズ)
【初受賞】

 杉本選手は、8月23日(金)京セラドーム大阪で行われた対千葉ロッテ20回戦、0対0の同点で迎えた9回裏、二死無走者、カウント3ボール2ストライクの場面で、右中間スタンドへの劇的なサヨナラ本塁打を放った。
 この試合、オリックス先発カスティーヨ投手が5回までピンチを作るものの得点を許さず、6回以降はリリーフ陣が無失点でつなぐ好投を披露。一方、打線は千葉ロッテ先発カイケル投手を捉えられず、7回まで3塁を踏めず、続く8回裏も変わった澤村投手に3人で抑えられてしまう。息詰まる投手戦で両チーム無得点のまま、試合は、9回裏に突入する。オリックスは2番からの好打順だったが、千葉ロッテの守護神・益田選手の前に簡単にチャンスは作れず、2者凡退のまま4番杉本選手に打席が回った。見送りとファウルで2ストライクに追い込まれるも、3球連続ボールによりカウントは3ボール2ストライクとなる。フルカウントからの6球目、外角に投じられた直球を振りぬくと、打球は右中間スタンドに突き刺さり、杉本選手にとって初のサヨナラ本塁打となった。
 頼れる4番の豪快な一振りでチームは連敗を止め、逆転でのCS進出に向け、大きな勝利を手に入れた。