セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の7月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。
長岡選手は、7月28日(日)神宮球場で行われた対広島東洋14回戦、3対4の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死二、三塁の場面で、左中間へ起死回生の逆転サヨナラ2点適時二塁打を放った。
東京ヤクルトは、先発・阪口投手が序盤に失点を重ね0対3と劣勢に立たされるも、3回裏に赤羽選手の2点本塁打、5回裏には山田選手のソロ本塁打で同点に追いついた。しかし、6回表にマウンドに上がった大西投手が先頭打者・坂倉選手に本塁打を浴び、再び勝ち越しを許してしまう。その後、打線はチャンスを作るものの決定打を欠き、迎えた9回裏、相手マウンドには広島東洋の守護神・栗林投手。代打・川端選手、山田選手の連打などで二死二、三塁とサヨナラのチャンスを作り、打席に立ったのは長岡選手。ここまで4打数無安打で迎えた打席であったが、初球に狙いを定め振り抜いた打球は、左中間を破る逆転サヨナラ2点二塁打となり、ファン総立ちの劇的な一打で勝利を掴んだ。長岡選手の受賞は昨年5月度以来となる2度目の受賞となった。
小川選手は、7月30日(火)ZOZOマリンスタジアムで行われた対埼玉西武12回戦、6対6の同点で迎えた9回裏、二死満塁の場面で、三塁へ意表を突くセーフティバントを敢行し、見事なサヨナラ適時内野安打を決めた。
この試合、千葉ロッテは1回裏、藤岡選手の適時打、ポランコ選手の2点本塁打で3点を先制するも、直後の2回に同点に追いつかれてしまう。7回表に勝ち越しを許すと、8回表にも追加点を奪われ、点差は2点に広がってしまった。迎えた8回裏、ソト選手の本塁打で1点差にせまると、二死満塁から、藤原選手の二塁への適時打等で、この回3点を奪って逆転に成功する。勝負は決まったかに思われたが、9回表に再び追いつかれ、6対6の同点で9回裏を迎えた。ソト選手の安打、髙部選手の粘りの四球などで二死満塁の好機を作り、打席に入ったのは8回裏に代走から途中出場していた小川選手。初球、埼玉西武の守護神・アブレイユ投手が投球モーションに入ると、小川選手はバントの構えを取る。誰もが意表を突かれた中で、三塁側に見事なバントを決めると、自慢の快足を飛ばし、サヨナラ適時内野安打をもぎ取った。自身初となるサヨナラ打で、取っては取られてのシーソーゲームを制し、チームの月間勝ち越しを決めた。