セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の3、4月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。
田村選手は、4月5日(土)マツダスタジアムで行われた対横浜DeNA2回戦、7対7の同点で迎えた延長11回裏、無死走者なしの場面で、右中間へ劇的な代打サヨナラ本塁打を放った。
初回に2点の先制を許した広島東洋は、2回裏にすぐさま末包選手と菊池選手の適時打で同点に追いつくと、4回裏には末包選手の2点本塁打、8回裏にも2点を追加し、4点リードで9回表を迎える。ところが、抑えの栗林投手が3連打を浴び2点を失うまさかの展開で、その後の救援陣も踏ん張りきれず3点を献上し、7対6と逆転を許す。このまま終われない広島東洋は、9回裏に粘りを見せ7対7の同点に追いつき迎えた延長11回裏、代打で登場したこの回先頭の田村選手が初球を振り抜くと、打球は広島東洋ファンが待つ右中間スタンドへ。プロ初本塁打は接戦を制するサヨナラ本塁打となり、チームに最高の結果をもたらした。
郡司選手は、4月11日(金)エスコンFで行われた対埼玉西武4回戦、0対0のままで迎えた延長12回裏、二死二塁の場面でライトスタンドへ劇的なサヨナラ2点本塁打を放った。
この試合、北海道日本ハム先発の山﨑福也投手、埼玉西武先発の今井投手、共に8回まで無失点投球と息詰まる投手戦となる。9回からは両チームリリーフ陣が完璧な継投でスコアボードには0が並ぶ。迎えた延長12回裏、北海道日本ハムは二死走者なしから、万波選手が四球で出塁。1点が欲しいベンチは、代打に郡司選手、一塁ランナーに代走松本剛選手を送る。2球目に、松本剛選手が盗塁を決め、二死二塁とし、打席の郡司選手に全てを託す。追い込まれてからの4球目を捉えると、打球はライトスタンドに吸い込まれ、劇的なサヨナラ2点本塁打となった。土壇場からの一振りで延長12回の激闘に終止符を打ち、チームは今季初のサヨナラ勝利をおさめた。