セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の6月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。
武岡選手は、6月6日(金)神宮で行われた対福岡ソフトバンク1回戦、2対2の同点で迎えた延長10回裏、一死走者なしの場面で、スワローズファンの待つ右翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。
東京ヤクルトは6回表に先制点を許し、8回表にも追加点を奪われ、2点を追う展開となる。この日の福岡ソフトバンクの先発モイネロ投手は、8回裏終了時点で被安打3、18奪三振と圧巻の投球内容で、最終回は守護神オスナ投手がマウンドへ。窮地に立たされた東京ヤクルト打線は、先頭の中村悠選手が四球で出塁すると、次打者のオスナ選手が左翼席へ起死回生の同点本塁打を放ち試合は土壇場で延長戦へ。守護神石山投手が10回表の攻撃を3者凡退で抑えたその裏の攻撃、先頭打者が凡退し、打席にはこの日チームが完璧に抑えられたモイネロ投手から安打を放っている武岡選手。カウント1-0からの2球目を振り抜いた打球は、右翼席に飛び込む自身初のサヨナラ本塁打となり、チームを勝利に導いた。
田宮選手は、6月15日(日)エスコンFで行われた対広島東洋3回戦、7対7の同点で迎えた延長10回裏、無死走者なしの場面で、右中間スタンドへ劇的なサヨナラ本塁打を放った。
この試合、6回表終了時点で0対7と完全に広島東洋のペースで試合が進んでいくが、6回裏に水谷選手のソロホームランで1点を返すと、ドラマはここから始まった。8回裏2本の犠飛、宮崎選手の適時二塁打などで4点を返し、5対7と2点差まで追い上げる。続く、9回裏、簡単に二死を奪われ、万事休すかと思われたが、中島卓也選手がファウルで粘った末に意地の四球で出塁すると、清宮幸選手がヒットを放ちチャンスを作る。ここで4番・レイエス選手がセンターへ2点適時打を放ち、ついに試合を振り出しに戻した。延長に入り、迎えた10回裏、先頭に途中出場の田宮選手が打席に入る。カウント3-1からの迎えた5球目の直球を鋭く振りぬくと、打球は右中間スタンドに飛び込み、劇的なサヨナラ本塁打となった。田宮選手にとってプロ初となるサヨナラ弾で、最大7点差からの大逆転を果たした。