• セントラル・リーグ
  • 阪神タイガース
  • 広島東洋カープ
  • 横浜DeNAベイスターズ
  • 読売ジャイアンツ
  • 東京ヤクルトスワローズ
  • 中日ドラゴンズ
  • パシフィック・リーグ
  • オリックス・バファローズ
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 福岡ソフトバンクホークス
  • 東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 埼玉西武ライオンズ
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 侍ジャパン

日本野球機構オフィシャルサイト

「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズン

第3節 試合結果

2020年12月29日(火) 日本ハム-ソフトバンク 第1試合(クラウン)
  1 2 3 4 5 H E
福岡ソフトバンク 1 0 1 0 0 2 4 0
北海道日本ハム 0 0 0 0 0 0 2 0
【バッテリー】
[H] 東浜、髙橋純、甲斐野、森 - 甲斐
[F] バーヘイゲン、公文 - 清水
【本塁打】
[H] 柳田(1回ソロ)、デスパイネ(3回ソロ)
出場プレイヤー
[H] 平山大輝
[F] 岡坂雄大
戦評

e交流戦が終わり、リーグ戦再開となる第3節は、日本ハムとソフトバンクの対戦。試合は、2本のホームランで得点したソフトバンクが勝利した。
ここまで個人成績が3引分と、早く白星が欲しいソフトバンク・平山は1回表、柳田で甘く入ったインコースの変化球を完璧に捉え先制のソロホームランを放つ。さらに3回表、自身が得意とするデスパイネでもソロホームランを放ち、2対0と今季初勝利に向けて得点を重ねた。
対する日本ハム・岡坂は今季ここまで無得点ながら、初回に大田でフェンス最上段に直撃する2ベースヒットを放つなど、積極的にスイングしていく。しかし、3回裏には1死1塁から中田でインコース高めのストレートを完璧に捉えるも、打球がショート正面となるなど、ツキがなかった。
中盤以降は両チームとも大きなチャンスなく試合は進み、ソフトバンクが2本のソロホームランで挙げた得点を守り切りゲームセット。
勝利したソフトバンク・平山は前節の悔しい引き分けを乗り越え、今季無敗を継続。日本ハム・岡坂は守備では奮戦が続くがホームベースが遠かった。

2020年12月29日(火) 西武-ロッテ 第1試合(メットライフ)
  1 2 3 4 5 H E
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 5 0
埼玉西武 3 3 0 0 X 6 11 0
【バッテリー】
[M] 種市、東妻、山本、小野 - 田村、柿沼
[L] 今井、平井、森脇、平良 - 森、岡田
【本塁打】
[L] 山川(1回2ラン)、松井(2回3ラン)
出場プレイヤー
[M] 清野敏稀
[L] 加藤誉士典
戦評

e交流戦優勝で勢いに乗るロッテと上位争いを展開する西武による対戦。西武・加藤が序盤から打撃で相手を圧倒し、白星を挙げた。
首位・ソフトバンク追走へ勝利を積み重ねたい西武は、1番打者にOB選手の松井を抜擢。すると1回裏、その松井が右中間への2ベースで出塁させると、2番・森でタイムリーヒットといきなり先制。さらに、4番・山川にはレフトへの豪快な2ランホームランが飛び出し、初回で3点を先制した。
これで波に乗った西武・加藤は2回裏には真ん中付近の直球を松井でバックスクリーンへと運ぶ3ラン。6対0と序盤で大きく点差を広げることに成功する。
ロッテ・清野も的確な打撃でヒットは重ねるものの、大量援護に守られた西武投手陣は小刻みな継投で逃げ切り体制。上手くボール球を打たせるなど狙い通りの投球でロッテ打線を完封し、6対0と完勝した。
11安打6得点とまたしても高い攻撃力を見せつけた西武・加藤はこれで今季3勝1分と、見事な試合運びで危なげない白星。敗れたロッテ・清野は序盤のビハインドがあまりに大きかった。

2020年12月29日(火) オリックス-楽天 第1試合(京セラD大阪)
  1 2 3 4 5 H E
東北楽天 1 0 0 0 0 1 8 0
オリックス 2 0 0 0 X 2 6 0
【バッテリー】
[E] 福森、安樂、ブセニッツ、涌井 - 太田、山下、足立
[B] 山本、ヒギンス、山岡、近藤、増井 - 若月
【本塁打】
[B] ジョーンズ(1回ソロ)、モヤ(1回ソロ)
出場プレイヤー
[E] 荒木颯太
[B] 高川悠
戦評

オリックスと楽天の試合は、序盤の攻防が勝敗を分ける展開となり、僅差でオリックスが勝利した。
先制したのは楽天だった。1回表、楽天・荒木が2番に起用したOB選手の鉄平で2ベースヒットを打つと、ブラッシュのライト前タイムリーヒットで1点を先制。なおも1死1、2塁とチャンスは続いたが、ここはオリックス先発の山本が踏ん張り最少失点で踏みとどまった。
すると直後の1回裏、オリックス・高川は“好調”で1番起用のジョーンズがレフトへのホームランを放ってすぐさま同点に追いつくと、続くモヤにもソロホームランが生まれ打者2人で逆転に成功する。2回以降は両チーム走者を出しながらもホームが遠く、スコアは動かないまま最終回へ。追いかける楽天・荒木は5回表、2死1、2塁とチャンスを迎えたが田中和が遊ゴロに倒れ、2対1とオリックスが逃げ切った。
楽天・荒木は8安打を放ちながら1点と勝負どころで思うような打撃が出来ず、楽天は今季の5割以下が確定した。2者連続ホームランで勝利したオリックス・高川は今季2勝目で、自身の昨シーズンの勝ち星に並んだ。

2020年12月29日(火) 阪神-ヤクルト 第1試合(クラウン)
  1 2 3 4 5 H E
東京ヤクルト 1 0 3 0 2 6 8 0
阪 神 0 0 2 1 2 5 8 0
【バッテリー】
[S] 奥川、清水、高橋、石山、長谷川、梅野、マクガフ - 西田、中村
[T] 西純、守屋、馬場、エドワーズ - 梅野
【本塁打】
[S] 村上(3回2ラン)、山田(3回ソロ)
[T] 大山(3回2ラン)、サンズ(5回2ラン)
出場プレイヤー
[S] 矢吹圭介
[T] 岸川虎太朗
戦評

セ・リーグ第3節、ヤクルトと阪神の一戦は激しい点の奪い合いに。接戦を制したヤクルトが先勝した。
試合はヤクルト・矢吹が1回表に廣岡のタイムリーヒットで幸先よく先制点を挙げると、3回表には村上と山田の2者連続ホームランが飛び出し4対0と大きくリードを広げる。
しかしその直後の3回裏、阪神・岸川も大山の豪快な2ランホームランで反撃の狼煙を上げると、4回裏には代打の北條が右中間を突破するタイムリーヒットを放ち1点差にまで追い詰めた。しかし、今度はヤクルトが5回表に2死から廣岡のタイムリーヒットでで2点を挙げ、6対3と再び突き放す。
追い込まれた阪神は5回裏、1死2塁からサンズが左中間へ2ランホームランを放ち再び1点差とするが、最後はこの日ヤクルト投手陣7人目となるマクガフが締め、試合終了。ヤクルトが乱打戦を制し、リーグ再開初戦を白星で飾った。
勝ったヤクルト・矢吹は2ホームランと打撃好調で今季第5号に到達。敗れた阪神・岸川も8安打と打撃面では復調気配を見せたが、一歩及ばなかった。

2020年12月29日(火) 巨人-中日 第1試合(東京ドーム)
  1 2 3 4 5 H E
中 日 0 1 0 0 1 2 7 0
読 売 1 1 1 0 X 3 4 0
【バッテリー】
[D] 勝野、鈴木翔太、木下雄、田島、柳 - 木下拓
[G] サンチェス、今村、高梨、ビエイラ - 炭谷、小林
【本塁打】
[G] 坂本(1回ソロ)、ウィーラー(2回ソロ)、丸(3回ソロ)
出場プレイヤー
[D] 嶋崎幹
[G] 舘野弘樹
戦評

セ・リーグ第3節は巨人と中日が対戦。両プレイヤーが対照的な試合運びを見せた一戦は、長打攻勢で3得点を挙げた巨人が勝利した。
e交流戦を好成績で終えた巨人はリーグ戦でも勢いを維持すべく、ライトにウィーラー、一塁にOB選手の阿部を起用した長打力重視のオーダーで挑む。すると1回裏、坂本でセンターへのソロホームランを放ち先制点を挙げる。
2回表に中日・嶋崎も負けじと代打・シエラのタイムリーヒットで同点に追いつくが、2回裏には巨人がウィーラーのソロホームランで勝ち越すと、3回には丸で直球を捉えた打球がこの試合3本目となるソロホームランとなりさらに得点を重ねた。
何とか追いつきたい中日は最終回、軽打で繋ぐスタイルで無死1、3塁のチャンスを作ると大島の内野ゴロの間に1点を奪い、なおも2死3塁の同点機を迎える。しかし最後はビエイラの前にビシエドが二ゴロに倒れ、3対2で巨人に軍配が上がった。
勝利した巨人・舘野は厳しい攻めにも長打狙いを貫き、3本のホームランで3得点。敗れた中日・嶋崎は相手を上回る7安打とヒットは積み重ねたが、チャンスで決定打を欠いた。

2020年12月29日(火) 広島-DeNA 第1試合(マツダスタジアム)
  1 2 3 4 5 H E
横浜DeNA 0 0 0 0 0 0 2 0
広島東洋 0 0 1 0 X 1 5 0
【バッテリー】
[DB] 今永、国吉、エスコバー、坂本 - 嶺井
[C] ケムナ、中村恭、フランスア - 會澤、石原
出場プレイヤー
[DB] 山本遼太郎
[C] 山本慧
戦評

ともにe交流戦を勝ち越しで終えた広島とDeNAの対戦。ロースコアゲームとなった試合は広島のルーキー・山本慧が念願のプロ初勝利を飾った。
ともに山本姓のプレイヤー同士の試合は、お互いに長所の投球術を発揮しあう静かな立ち上がり。厳しくコースを突いた投球の連続に両チームの打線がチャンスを作れずにいる中、先に好機を迎えたのは広島・山本だった。3回裏に會澤でレフト線への2ベースヒットを放つと、後続もヒットで続き無死満塁。ここでDeNA・山本がリリーフの切り札であるエスコバーを投入するが、その渾身のストレートを田中で弾き返し、センターへの犠牲フライで先制点を挙げた。
プロ初勝利へこのリードを守り切りたい広島・山本は4回以降もDeNAの強力打線に対して徹底した低めへの投球で打ち取っていく。DeNA・山本も最終回に2死から1、2塁と一打同点の場面を迎えたが、代打の神里がキャッチャーフライに倒れ試合終了。1対0と、最少得点で広島が逃げ切った。
勝利した広島・山本はナイスピッチ率80%超と最後まで集中力を切らさず、嬉しいプロ初勝利。経験値で勝る相手を前に、自らの強みを出し切り白星をつかみとった。