5月12日から開幕する「日本生命セ・パ交流戦」を前日に控えた11日、東京ドームホテルで 読売ジャイアンツ・東野峻投手、埼玉西武ライオンズ・涌井秀章投手、東京ヤクルトスワローズ・青木宣親外野手、オリックス・バファローズ・金子千尋投手、横浜ベイスターズ・内川聖一内野手、千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司外野手の6選手と 協賛社の日本生命保険相互会社から田畑順二朗業務部長が参加して記者会見が開催されました。
今回で6年目を迎える日本生命セ・パ交流戦。 この日は東京、横浜で交流戦開幕を迎える6チームの主力選手が、壇上で早くも火花を散らしました。
通算1000本安打に残り49本に迫っている東京ヤクルトの青木外野手は24試合の交流戦で「50安打」の目標を掲げ、「交流戦をきっかけにチームがいい方向に進んでいけばいい」。 意欲を見せる青木に対し、埼玉西武の涌井投手は「打倒 青木!!」を宣言して会場の笑いを誘い、「普段、対戦しない相手とやるので、いつも以上の力が出る」と交流戦独特の雰囲気を口にしました。
この日までリーグ最多の6勝、防御率もリーグトップの1.66の好成績(5月11日現在)を残し、交流戦を迎える巨人の東野投手は「今年こそ優勝!!」とチームの意気込みを示し、「個人的には初勝利とMVPを狙いたいですが、まずは一つひとつ勝つことを目標に頑張りたい」。 チーム浮上のきっかけとしたいオリックスの金子千投手はこの交流戦の目標を「もっと全国区に」と記し、「交流戦で活躍して僕のことも、チームのことももっと知ってもらいたい」。
また「名物を食べ尽くす」とユーモアたっぷりに目標を掲げた横浜の内川内野手はパ・リーグの本拠地がある各地の有名な食べ物名を挙げながら「球場では相手チームをペロリと食べたい」。 新人で唯一人の参加となった千葉ロッテの荻野貴外野手は初の交流戦に向け「足で魅せる」とアピール。青木からも「荻野君の足が見たい」と言われた注目のルーキーは、「セ・リーグには素晴らしい捕手が多いが、塁に出て盗塁を決めたい」と闘志をのぞかせ、「12球団で交流戦を盛り上げたい」とまとめ会見を締めくくりました。
日本生命セ・パ交流戦は、各カードにつきホーム2試合・ビジター2試合の4回戦で行われ、 各チームの交流戦試合数は24試合、6月13日まで計144試合が予定されています。
過去5年の両リーグの通算成績は、パ・リーグが4年連続で勝ち越した後、昨年セ・リーグが初めて勝ち越しました。 通算では、セが418勝、パは427勝(19引き分け)となっています。
セ、パのプライドを賭けた戦いが見られる「日本生命セ・パ交流戦」を今年もお楽しみください。