本大会は、プロ野球12球団が編成した全国の少年・少女野球選手が交流することにより、野球のさらなる普及と発展を図ることを目的とする。大会運営にあたり、以下の大会特別規定を定める。
大会特別規定
- 1)参加出来る選手は、事前に参加選手として登録された選手に限られる。
- 2)1チームは、18名以内の選手で編成し、監督、コーチ、チーム代表者、マネージャーは5名までとする。
登録締切り日以降の選手、監督、コーチ、チーム代表者、マネージャーの変更は原則として認めない。ただし、何らかの事情により出場出来なくなった場合、代替要員の可否は、大会本部が判断する。
- 3)試合中、選手、監督、コーチはそれぞれ、大会本部の支給品(ユニフォーム・ジャンパー・スパイク・アンダーシャツ・ストッキング・帽子・ベルト・ヘルメット・キャッチャー用具一式)を着用すること。
- 4)本大会で使用できるバットは、木製及び金属製またはカーボン製の「JSBB」マーク入りの一体型のものとする。又、ハイコン・複合バット(コンポジットバット)は使用出来ないものとする。(ミズノ「ビヨンドマックス」、ルイスビル「カタリスト」など)また、一般軟式用バット(83cm~85cm)の使用は可能とする。
- 5)各試合の担当審判員は、大会事務局の立会いのもと、試合前に両チームの用具・装具を点検する。その場合、規定違反のバットがあれば取り除く。また、違反の装具があれば、改めるよう指示する。尚、捕手のファウルカップ着用は義務付けるが、着用についての確認は行わない。
- 6)本大会は、参加チームを4つのグループに分け、各グループ3チームによる総当たり戦を行う。各グループで一番勝利数の多いチームが準決勝に進出する。
- 7)本大会の審判は、公益財団法人全日本軟式野球連盟により選出された審判が行う。
- 8)該当年度の「公認野球規則」、「(公財)全日本軟式野球連盟競技者必携/学童野球に関する事項」及び下記の細則により試合を行なう。大会特別規定を優先とする。
- a)チームの代表者は、第1試合の場合には試合開始時刻30分前、また第2試合以降は、前試合4回終了時までに、コールドゲームの時は試合終了次第、所定の「打順表」を、「大会本部」に提出する。
- b)グループリーグ戦は7回戦1時間45分制で行う。
- b-1)7回を終了して同点の場合、引き分けとし、延長戦は行わない。
- b-2)試合開始から1時間45分を越えては新しいイニングに入らず、均等回の得点をもって勝敗を決する。同点の場合は引き分けとする。
- b-3)7回未満で後攻チームの攻撃中に1時間45分が経過した時点で、
- ①後攻チームがリードしている場合、そのバッター終了時点で試合終了とする。
- ②同点もしくは後攻チームがビハインドの場合、回の終了もしくは後攻チームが勝ち越した時点で試合終了(サヨナラゲームの適用)とする。
- b-4)試合中のアクシデント等により、試合が中断した場合、大会本部の判断により、試合時間を一時停止する場合がある。試合再開時には、中断された時点の時間から続行する。
- b-5)5回以降7点差の場合はコールドゲームとする。
- b-6)グル―プにおいて最上位チームの勝ち数が並んだ場合のルールを設ける。(大会特別規定・補足参照)
- c)準決勝は7回戦1時間45分制とする。ただし同点の場合、特別延長戦を1イニング行う。(大会特別規定・補足参照)
- d)決勝戦は、7回戦2時間制(2時間を越えて新しいイニングに入らない)としコールドゲームは適用しない。ただし、試合開始から2時間以内で7イニングを終了し同点の場合には、通常の延長戦を2時間まで均等回行う。それでも同点の場合、引き分けとし、両チームを優勝とする。尚、大会本部の判断により、止むを得ず、試合時間を短縮する場合もある。
- e)各グループ予選内(2試合)は、1人7イニングを越えて投げられないこととする。(合計で7回を越えた場合は、必ず投手は代えることとする。野手としての出場は可能)準決勝戦、決勝戦は1日で行われるため、1人1日7イニングを上限とする。(準決勝戦・決勝戦で延長戦に入った場合でも7イニングを越えては投げられない。)尚、投手のイニング数は、1/3イニング単位で計算する。投手は、過度の投球数にならないよう、特に指導しなければならない。
- f)選手が打席に入る時は、必ず耳付きヘルメットを着用する。また、走者も危険防止のため必ず着用する。尚、捕手も防護用ヘルメットと所定の防具を着用する。(練習時も含む)試合に出場する捕手、及びブルペンの捕手は、ファウルカップを着用する。コーチスボックスには、ヘルメットを着用した選手が入る。(監督・コーチが入る事は出来ない)
- g)代替走者を認める。これは、特別な事情(死球による負傷など)により、一時的に休めば試合に出場出来ると審判員が判断した時に限り、適用出来る。この場合の打者の打撃の完了した直後の者(投手・捕手を除く)を代替走者とする。
- h)審判に対する申し出は監督が行なう。ただし、審判のジャッジには抗議出来ない。
- i)傷害処置については、大会中の負傷または疾病に対しては応急処置は施すが、それ以上に関しては、主催者は責を負わない。
- 9)試合をスピーディーに行うために以下の項目を守ること。
- a)投手の投球練習(救援投手を含む)は初回に限り、8球以内(1分を限度)とする。
- b)タイムは1分間を限度とする。
- c)監督がタイムを取ってマウンドへ行った際、捕手及び野手がマウンドに集まれる回数は、一試合に3回までとする。※延長戦に入った場合は2回に対して1回までとする。
- d)監督が投手と協議することについては、同一イニングに同様の行為を2回行った場合は、投手を交代させる。
- 10)先攻・後攻について
- a)予選リーグについては、一塁側のチームを後攻、三塁側のチームを先攻とする。
- b)準決勝戦については、大会2日目が終了後、両チームの監督による抽選を大会本部にて行い決定する。※抽選時に不在の場合には、大会本部に一任する。
- c)決勝戦については、準決勝終了後、両チームの監督による抽選を大会本部にて行い決定する。※使用ベンチについては、前試合の勝利チームのベンチを優先とする。
- 11)今大会では、DH制は行わない。
大会特別規定・補足(抜粋)
- 12)グループ戦で勝数が同じ場合での引き分けにおける抽選方法について
「グループ戦で最上位チームの勝数が並んだ場合」(交流試合組合せでのグループリーグ順位にも適用)
- a)当該チームの勝率上位チーム
- b)グループリーグにおける得失点差の大きいチーム
- c)監督による抽選
- ①審判員立ち会いのもと、グラウンド上で該当チーム監督による抽選を行う。
- ②ジャンケンにより抽選順を決め、○印と●印の記入された抽選用紙の入った封筒を引き、○印を抽選勝ちとする。
- 13)特別延長戦は無死満塁から試合を行い、打者は前イニングからの継続打順とする。この場合の走者は、打者の前の打順のものが一塁走者、一塁走者の前の打順のものが二塁走者、二塁走者の前の打順のものが三塁走者とする。
代打および代走は認められるが、通常のルールと同様、代打、代走を送られた選手は退いた形となり、代打者、代走者がその打順を引き継ぐ。
- 14)特別延長戦終了時同点の場合、選手による抽選
- ①審判員立ち会いのもと、試合終了時点での出場選手9名による抽選を行う。
- ②先攻後攻順に、○印と●印の記入された抽選用紙の入った封筒を抽選順に引き、全員が引き終わったところで大会事務局が回収。その場で集計し、○印が多かったチームを抽選勝ちとする。
- 15)悪天候などやむを得ない状況によって当初の予定通り大会運営を行えない場合は、主催者が大会運営方法を一部変更することがある。
- 20)特別継続試合
- a)暗黒、降雨などで5回以前に中止になった場合、また5回を過ぎ正式試合になって同点で試合が中止の場合は、翌日の第1試合に先立って特別継続試合を行うことがある。ただし、決勝戦は再試合とする。
- b)5回に満たない場合は、打ち切りになったところから試合を行うが、5回に達した場合は、日没コールドゲームが宣告される。