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SMBC日本シリーズ2015

ニュース

決戦へ向け、福岡ソフトバンクは軽めの調整 東京ヤクルトは入念に最終チェック

 SMBC日本シリーズ2015の開幕を翌日に控えた10月23日、第1、2戦の舞台となるヤフオクドームで出場2チームによる前日練習が行われた。

 東京ヤクルトを本拠に迎える福岡ソフトバンクは、午前10時55分に36選手と監督、コーチ、スタッフが集合。工藤公康監督が「明日からみんなが待ちに待っていた日本シリーズが始まります。われわれの目的、目標は勝って、日本一になることにつきる。マウンドに立つとき、打席に入るとき、緊張もするだろうけど、これまで苦しい思いをしてきたことを思い出して、勇気を出してください」と訓示を述べて練習がスタートした。

 第1戦の先発が予想される武田翔太は、バランス系のトレーニング、ショートダッシュ、キャッチボールなどで軽めの調整。CSファイナルステージの全3戦で決勝打を放ちMVPを獲得した内川聖一はフリー打撃で広角に打ち分けた。左ヒザの状態が懸念された柳田悠岐も「85パーセント」とほぼ全快宣言。李大浩が打球を続々とスタンドインさせ、状態の良さをアピールしたのも印象的だった。

 勝手知ったる本拠で、約2時間半の軽めの調整で翌日からの戦いに備えた。

 ビジターチームの東京ヤクルトは、午後2時過ぎに選手がグラウンドに顔を出し、それぞれストレッチを行った。第1、2戦で先発が予想される石川雅規、小川泰弘がマウンドに上がり感触を確認。2時半に三木肇作戦兼内野守備走塁コーチのもとに選手が集まり、「いつもどおりの野球ができるよう、しっかりとグラウンドの確認、ボールの見え方を確認すること」と言葉がかけられ、全員でウォーミングアップを始めた。選手はそれぞれリラックスした表情でいつもと同じようにアップを終えたが、守備練習に入ると真剣な表情に変わり、しっかりとグラウンドを確認した。5名の投手がマウンドに上がり投内連携を行い、これまでの練習よりも念入りに確認を行った。

 練習が終わったのは午後4時過ぎ。日本シリーズでも活躍が期待される山田哲人は「日本シリーズではいろいろなプレッシャーがかかるとは思いますが、プレッシャーに負けないように活躍したいと思っています」と決意を語り、真中満監督は「シーズン、CSを通して苦しい戦いをしてきた。その経験を生かしてほしい」と明日から始まる決戦を見据えた。

  • キャッチボールを行う武田翔太
  • 打撃練習を行う松田宣浩選手
  • キャッチボールを行う石川雅規投手
  • 打撃練習を行う山田哲人選手

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