一般社団法人日本野球機構およびNPB12球団とファーム・リーグ参加の2球団は、プロ野球の球場での写真・動画等の撮影と、SNS 等での配信・送信に関するルール「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」(以下、「規程」といいます。)を2025年2月より施行し、運用してまいりました。
施行からこれまでの間、日本野球機構と全14球団では、運用面での課題を洗い出した上で、ファンの皆様からのご意見等を踏まえて検討した結果、規程の一部を改定し、周知期間を経て2025年9月1日より施行することとしました。従来どおり、プロ野球の有料試合(ファーム・リーグも含む)が開催される全球場で採用されている「試合観戦契約約款」の下部規程として運用してまいります。
改定の大きなポイントは、選手のプレーシーンを撮影した写真(静止画)についてはSNS等での配信・送信を制限なく可能とし、プレーシーンの動画の投稿については、60秒以内で編集・加工されていない動画であれば、1人(1アカウント)につき1試合にあたり1回の配信・送信を可能としたことです。その他の改定のポイントも含め詳細は以下の通りです。
ファンの皆様の間でSNS等でのご利用がさらに広がり、プロ野球の魅力とスポーツエンターテイメントとしての可能性がいっそう高まることを期待しています。また、日本野球機構および全14球団では、違法動画市場への徹底した対応・対策と、SNS等による選手等への誹謗・中傷対策についても全力で取り組んでまいりますことも併せてお知らせいたします。
現行の規程では、試合を「インプレイ中」と「ボールデッド」で分けて、インプレイ中のプレー(プレーシーン)を撮影した写真・動画のSNS等への投稿は一切できませんでしたが、改定によって、プレーシーンの投稿を一部可能とするにあたって、「インプレイ中」と「ボールデッド」という区別が分かりにくいとのご指摘もあったため、以下のように見直しました。
※黄色の網掛けは主な緩和箇所