一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益財団法人日本高等学校野球連盟(日本高野連)は、高校野球の活性化、高校球児のレベル向上を図るためにプロ野球現役選手によるシンポジウム「夢の向こうに」や未就学児を対象とした侍ジャパンU-18代表選手による「侍ジャパンキッズアカデミー」を開催する等、野球の普及振興活動に取り組んでおります。
その中で未就学児等へのアプローチとして、2025年より「キッズ ファースト アクション~みらいへのキャッチボールプロジェクト~」を立ち上げました。
キッズファーストアクションとは、高校球児と子どもたちが野球あそびを通じて触れ合う機会を創出、継続していくプロジェクトで、ふたつの思いが込められています。
キッズ(幼児)を第一、中心に考え、幼児と高校生が一緒に楽しく「あそぶ」ことで、幼児の健やかな成長を促進します。
幼児が初めて野球あそびを体験する機会を創出します。そしてこの活動と笑顔を全国に広めます。
高校球児たちが地域の保育園、幼稚園、こども園等を訪問し、野球あそび体験活動を行うことにより、子どもたちに身体を動かすことの楽しさ、面白さを知るきっかけを作ると共に子どもたちと高校生たちの健全な成長を促すことを目指しています。
本プロジェクトの“プレーボール”イベント「キッズファーストアクション in 東京ドーム」を11月16日(日)、東京ドームで開催しました。
当日は約250人の未就学児が東京ドームに集まり、約360人の高校球児が講師となり、子どもたちと一緒に野球あそびを行いました。またNPB球団のアカデミー講師らも参加し、野球のルールを簡易化したゲーム※「BTボール」を実施。高校生たちにとっても貴重な体験活動の時間となりました。
今後も本プロジェクトを通じて野球の普及振興のみならず、将来、地域はもちろん日本を担う人材の育成に繋がるよう、この取り組みを全国に広めてまいります。
※BTボール
攻撃はバッティングティーに乗せたボールを打ち、守備側は打球を捕った後、ボールを決められた場所に戻す。その間に打者走者がベースを周って得るなどして得点を競う、野球(Baseball)やティーボール(Teeballスポーツ)のルールを簡易化し、幼稚園児、保育園児ら誰もが楽しめるベースボール型スポーツのあそびです。
https://npb.jp/promotion/experience/btball.html