8月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
セ・リーグ8月度の打者部門は、広島の主砲・栗原健太選手が自身2006年7月度の受賞以来、5年ぶりの受賞となりました。8月はチーム全試合に4番打者として出場し、本塁打、打点、長打率(.606)でリーグトップとなり、激しいペナント争いを演じるチームの月間勝ち越し(14勝11敗1分)に大きく貢献しました。栗原選手には常に長打力、特に本塁打の期待がかかりますが、開幕から7月までに放った本数は3本と、彼の実力からすれば物足りないものでした。しかし、8月に入ると量産、本塁打を放った試合は6勝1敗で、主砲の一発が勝利を呼び込みました。8月26日(金)対巨人16回戦(マツダ)では1,000本安打を達成し、月間MVP獲得により自身の節目の記録に華を添えました。
投手部門は、巨人、阪神の両久保投手が高いレベルでの争いとなりました。巨人・久保裕也投手はチームの守護神に定着し1勝11セーブ。一方、阪神・久保康友投手はリーグ月間最多勝となる4勝負けなし。ともに甲乙付け難い好成績で難しい選考となりました。最終的には、8月の月間首位(17勝8敗1分)となったチームの守護神として、“救援失敗なし”の抜群の投球内容を披露した巨人・久保投手が9年目での初受賞となりました。久保投手が挙げた月間11セーブは、2007年8月・上原浩治投手(現レンジャーズ)の持つチーム記録に並び、歴代リーグ2位タイとなる月間セーブ記録です(リーグ記録:1997年8月・横浜・佐々木主浩=14セーブ)。名立たる歴代の守護神たちに肩を並べた右腕の出現は、チームに安心感と勢いをつけたことは間違いありません。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
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長野 久義 | (巨) | 22 | 83 | 30 | 1 | 14 | 5 | .361 |
平野 恵一 | (神) | 24 | 92 | 31 | 1 | 6 | 2 | .337 |
石川 雄洋 | (横) | 23 | 87 | 28 | 0 | 7 | 3 | .322 |
栗原 健太 | (広) | 26 | 99 | 29 | 9 | 25 | 0 | .293 |
高橋 由伸 | (巨) | 24 | 73 | 18 | 7 | 14 | 0 | .247 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝 | 敗 | S | H | 回数 | 三振 | 自責 | 防御率 |
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石川 雅規 | (ヤ) | 5 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 38 | 24 | 4 | 0.95 |
能見 篤史 | (神) | 5 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 37.2 | 42 | 6 | 1.43 |
久保 康友 | (神) | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 27.1 | 18 | 5 | 1.65 |
*浅尾 拓也 | (中) | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 11 | 14.2 | 13 | 1 | 0.61 |
*久保 裕也 | (巨) | 14 | 0 | 0 | 1 | 0 | 11 | 0 | 14.1 | 10 | 1 | 0.63 |
* 印=規定投球回未満
◎栗原健太選手の表彰式は、9月14日(水)広島-ヤクルト戦(マツダスタジアム)の試合前に行われる予定です。
久保裕也投手の表彰式は、9月9日(金)巨人-広島戦(東京ドーム)の試合前に行われる予定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。