6月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、東京ヤクルト・ウラディミール・バレンティン選手が“月間三冠王”の抜群の成績で、文句なしの受賞となりました。
バレンティン選手は、2011年の来日から3年連続での受賞となり、昨年3、4月度以来の受賞となります。
6月度は出場17試合中13試合で安打を放ち、8試合でマルチ安打(うち猛打賞2回)を記録、セ・パ両リーグを通じて唯一、月間2桁本塁打(11本)を放ちました。
今シーズンは怪我により開幕に間に合わず、開幕から13試合目の4月12日(金)対巨人1回戦が初出場となりました。
それ以降はコンスタントに打ち続け、特に本塁打は1試合複数本塁打=5試合、4試合連続=1回、3試合連続=2回などの活躍で量産し、開幕から本塁打の話題を独占した横浜DeNA・トニ・ブランコ選手に追い付きました。
チームの3年連続でのクライマックス・シリーズ進出はバレンティン選手の活躍が絶対条件です。
投手部門は、阪神タイガース・能見篤史投手が5月度の受賞に続き、2カ月連続4度目の受賞となりました。
阪神選手の2カ月連続受賞は2011年6月、7月度受賞のジェイソン・スタンリッジ投手以来です。
6月度は、1日(土)対オリックス4回戦(京セラドーム)を完封勝利で最高のスタートを切ると、3試合連続での完投を記録しました(成績は2勝1敗)。
4試合連続完投がかかった25日(火)対中日7回戦(富山)では不運にも8回1死から打球を足に受け、無念の降板となりましたが1失点で勝利し、月間3勝1敗、防御率1.05の安定した投球内容を披露しました。
投手の分業制が当たり前の近代野球において、今シーズンの能見投手はすでに昨年を上回る完投5を記録し、自身が2011年に記録したキャリアハイに並んでいます。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バレンティン | (ヤ) | 17 | 61 | 23 | 11 | 21 | 0 | .377 |
松山 竜平 | (広) | 20 | 65 | 23 | 2 | 11 | 0 | .354 |
マートン | (神) | 17 | 62 | 21 | 3 | 15 | 2 | .339 |
クラーク | (中) | 18 | 51 | 17 | 5 | 12 | 0 | .333 |
阿部 慎之助 | (巨) | 19 | 68 | 21 | 7 | 19 | 0 | .309 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | S | H | 奪三振 | 投球回 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
澤村 拓一 | (巨) | 4 | 2 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 28 | 31.2 | 2 | 0.57 |
能見 篤史 | (神) | 4 | 3 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 22 | 34.1 | 4 | 1.05 |
杉内 俊哉 | (巨) | 4 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 20 | 24 | 5 | 1.88 |
三浦 大輔 | (ディ) | 4 | 2 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 20 | 33.1 | 8 | 2.16 |
小川 泰弘 | (ヤ) | 5 | 1 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 17 | 36 | 10 | 2.50 |
◎バレンティン選手の表彰式は、7月12日(金)東京ヤクルト-広島戦(神宮)の試合前に行われる予定です。
能見篤史投手の表彰式は、現在未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。