投手部門は、リーグで唯一4勝を挙げた巨人・高木勇人投手が初受賞となりました。高木投手は3月29日(日)、開幕3戦目のプロ初登板(対横浜DeNA第3回戦(東京ドーム))において6回2失点で初勝利を挙げると、2度目の登板となった4月5日(日)対阪神第3回戦(東京ドーム)で初完封を記録しました。その後も好投が続き、3、4月度で登板した5試合全てで安定した投球を披露し、負け無しの4勝を記録しました。
新人にまつわる記録では、過去に月間MVPを受賞した選手が11人おり、巨人では99年8月度の上原浩治投手(現・レッドソックス)以来2人目、シーズン最初の月での受賞は98年4月度の小林幹英投手(広島東洋)以来2人目となります。なお高木投手の受賞により、巨人からの投手部門の受賞は10年連続となります。
打者部門は、横浜DeNA・梶谷隆幸選手が入団9年目での初受賞となりました。3、4月度は出場した28試合中、14度のマルチ安打を含む23試合で安打を放ち、打率(.333)、安打(39)、二塁打(13)、盗塁(10)の各部門でリーグ1位(打率は東京ヤクルト・川端慎吾選手と並びタイ)となり、持ち味の俊足巧打を存分に発揮し、2位タイ(4月終了時点)と好調のスタートを切ったチームの原動力となりました。4月2日(木)の対広島東洋第3回戦(横浜スタジアム)では、同点で迎えた延長12回裏、1死一、三塁でD.ヒース投手からチーム今季初となるサヨナラ安打を放ちチームに勢いをつけました。開幕から全試合3番で先発出場し、リーグ2位タイとなる6本の殊勲打(1位=阪神・M.ゴメス選手(9本)、2位タイ=中日・平田良介選手)を放つなど、勝負強さも光りました。
■表彰式日時
高木投手 … 5月15日(金) G-S (東京ドーム 6:00)の試合開始前
梶谷選手 … 5月23日(土) DB-T (横浜スタジアム 2:00)の試合開始前
■賞品
・セントラル野球連盟より記念盾
・日本生命保険相互会社より賞金30万円とトロフィー