セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の10、11月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
山田選手は、10月7日(木)明治神宮野球場で行われた対読売ジャイアンツ22回戦、0対0で迎えた9回裏、2死2塁の場面で打席に立ち遊撃内野安打を放つと、2塁走者が一気に本塁へ生還し、劇的な幕切れを飾った。
東京ヤクルトは、各投手が踏ん張り巨人打線に得点を許さない一方、巨人先発の菅野投手から6回まで無安打と完全に抑え込まれ、続く2番手以降の投手陣からも安打のないまま最終回を迎えた。9回裏、ノーヒットノーランリレーが目前の読売は、守護神ビエイラ投手を投入。一方、何とか勝利を収め優勝へ近づきたい東京ヤクルトは、1死走者なしから塩見選手がチーム初安打を放つと、見事盗塁を成功させてチャンスを広げ、2死2塁とサヨナラの場面で山田選手が打席に立った。緊迫した場面の中、カウント0-1からビエイラ投手の161キロの直球を捉えると、打球はショートへのボテボテのゴロとなり、全力疾走の末、内野安打となる。この間に塩見選手が一気に生還し、一瞬にして歓喜に包まれた。
東京ヤクルトからのスカパー!サヨナラ賞受賞は、2020年6、7月度の西浦選手以来となり、山田選手は2度目の受賞となった。
岡選手は、10月15日(金)ZOZOマリンスタジアムで行われた対福岡ソフトバンクホークス22回戦、1対1の同点で迎えた9回裏、2死1塁の場面で左中間へサヨナラ2点本塁打を放った。
この試合、千葉ロッテは1点を先制された直後の5回裏、加藤選手のソロ本塁打で同点とする。その後、両チームのリリーフ陣が無失点リレーを見せ、1対1のまま試合は最終回の攻防へ。9回表、千葉ロッテ抑えの益田投手が打者3人でしっかりと抑え、この試合の負けを無くし、裏の攻撃へ全てを託す。9回裏のマウンドには福岡ソフトバンク抑えの森投手。1死から代打、佐藤都選手が四球を選び出塁し2死1塁となった場面で打席には岡選手。3-1からの5球目をフルスイングすると、打球は左中間へ伸び、そのままスタンドへ。土壇場での劇的なサヨナラアーチは、激しい首位争いで負けられない戦いが続いているチームにとって最高の一打となった。また、この試合の勝利で千葉ロッテは2年連続のCS進出を決めた。
岡選手は4月21日の対北海道日本ハム戦でもサヨナラ本塁打(3、4月度スカパー!サヨナラ賞受賞)を放っており、今季2本目のサヨナラ本塁打で、2度目のスカパー!サヨナラ賞受賞となる。