セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の6月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。
大和選手は、6月6日(日)横浜スタジアムで行われた対千葉ロッテマリーンズ3回戦、3対3の同点で迎えた9回裏2死2塁の場面で打席に立つと、レフトの頭上を越えるサヨナラ二塁打を放ち、緊迫した接戦を制した。
7回裏終了時点で3対1とリードする横浜DeNAは、勝利の方程式の一角を担う山﨑投手が登板すると痛恨の同点打を浴びてしまい試合は振り出しに戻る。同点のまま迎えた9回裏、何とかセ・パ交流戦の優勝に望みをつなぎたい横浜DeNAは、先頭打者が出塁すると2死2塁のチャンスを作り、第1打席で6試合連続安打を放った大和選手が打席に立つ。緊張感が漂う中、カウント0-1から益田投手の直球を振り抜くと、打球はレフトの頭上を越えるサヨナラ二塁打となった。チーム最年長選手による値千金の一打は、中日と並んで7勝3敗2分と交流戦首位タイ浮上をもたらす結果となった。
横浜DeNAからのスカパー!サヨナラ賞受賞は、2019年9月度のソト選手以来となり、大和選手は初の受賞となった。
6月13日(日)京セラドーム大阪で行われた対広島東洋カープ3回戦。8対8で迎えた9回裏2死満塁の場面で、T-岡田選手が右前サヨナラ適時打を放ち、3時間39分の激闘に終止符を打った。
2対4と2点ビハインドの3回裏に吉田正選手、杉本選手、ロメロ選手の連続タイムリーなど、打者一巡の猛攻で6点を奪い一気に逆転。しかし9回表に3点差を追いつかれ、試合は8対8の同点に。嫌なムードに包まれていた9回裏だったが、3四球で2死満塁のチャンスを作ると、最高の場面で打席には今季16年目のベテランT-岡田選手。カウント1-1からの3球目を鋭く振りぬくと打球は1、2塁間を抜けライト前へ。頼れる男のひと振りは自身11年ぶり、3度目のサヨナラ打となり、チームを6連勝(1引き分けを挟み)へと導いた。前日にセ・パ交流戦優勝を決めた好調なチームを象徴するような最後まで諦めない野球で、チームの交流戦最終戦を劇的なサヨナラ勝利で締めくくった。
T-岡田選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。