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日本野球機構オフィシャルサイト

2022年 表彰選手

2022年6月度「スカパー!サヨナラ賞」受賞選手

 セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の6月度受賞選手が決定いたしました。

 受賞選手には、スカパーJSAT株式会社よりトロフィーと賞金30万円が贈られます。

セントラル・リーグ受賞選手
宇草 孔基 (広島東洋カープ)
【初受賞】

 宇草選手は、6月22日(水)マツダスタジアムで行われた対阪神タイガース10回戦において、4対4の同点で迎えた11回裏、2死走者なしの場面で、今季1号となる右中間へのサヨナラ本塁打を放った。チームは劇的サヨナラ勝利で、開幕からの阪神戦の連勝を「9」に伸ばした。
 広島東洋は延長10回に1点を勝ち越されたが、坂倉選手の起死回生の5号ソロ本塁打で同点に追い付くと、4対4の同点で迎えた11回裏、2死走者なしの場面で、ここまで2安打を放っていた宇草選手が打席に。阪神の7番手アルカンタラ投手の初球を捉えると、打球は右翼席に飛び込むサヨナラ本塁打となった。宇草選手は今季初本塁打がサヨナラ弾と、まさに記念すべき一発となった。
 広島東洋は、この勝利により、対阪神戦の開幕からの連勝を9に伸ばし、5カードぶりの勝ち越しも決めた。5月20~22日に同一カード3連勝した中日戦(マツダスタジアム)以来、約1か月ぶりの2連勝となった。
 また、広島東洋からのスカパー!サヨナラ賞受賞は、2022年3、4月度の西川選手以来となり、宇草選手は初の受賞となった。

パシフィック・リーグ受賞選手
島内 宏明 (東北楽天ゴールデンイーグルス)
【初受賞】

 島内選手は、6月22日(水)岩手県営野球場で行われた対北海道日本ハムファイターズ11回戦、3対3の同点で迎えた9回裏2死一、二塁の場面で右翼席へサヨナラ3点本塁打を放った。
 東北楽天は2点を先制された直後の3回裏、茂木選手の左線二塁打で1点を返すと、続く4回裏には、浅村選手が右本塁打を放ち同点とし、さらに太田選手の適時打で3対2と逆転に成功する。その後、両チーム無得点のまま、8回からマウンドに上がった安樂投手が連打を浴び、同点とされる。3対3の同点で迎えた9回裏、マウンドには北海道日本ハムの北山投手。先頭打者の山﨑選手が三振に倒れるも、続く茂木選手、鈴木大選手が二者連続で安打を放ちサヨナラのチャンスを作る。2死一、二塁の場面で打席に立った島内選手は、北山投手からスイッチした鈴木投手に対しファウルで粘り、2ボール2ストライクからの7球目、甘く入った直球を見逃さずに捉えた打球は、右翼席へ飛び込むプロ11年目で自身初のサヨナラ本塁打となった。
 1970年の完成以来、長年に渡り多くのドラマを生み、79試合目のプロ野球公式戦開催となった岩手県営野球場。老朽化に伴い来年3月での閉鎖が決定しており、最後となったプロ野球公式戦は、東北楽天の頼れる四番の劇的な一発での締めくくりとなり、盛岡のファンを歓喜の渦に巻き込んだ。
 島内選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。