セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の5月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。
吉川選手は、5月29日(水)東京ドームで行われた対福岡ソフトバンク2回戦、0対0の同点で迎えた延長12回裏、一死二塁の場面で右越えに劇的なサヨナラ適時二塁打を放った。
試合は読売先発・堀田投手が6回途中無失点の投球。救援陣も好投し、計8名の投手リレーで相手打線を無得点に抑え込む。一方、打線は8回以降毎回得点圏に走者を進めるもあと一本が出ず、得点を奪えない。0対0のまま迎えた延長12回裏、先頭打者の丸選手が左安打で出塁。犠打で一死二塁とサヨナラの好機を作ると、打席にはここまで2安打を放っている吉川選手。福岡ソフトバンクの守護神・オスナ投手の初球を振りぬくと、打った瞬間右手を突き上げる手ごたえ十分の打球は右翼フェンス直撃のサヨナラ適時二塁打となった。吉川選手は4日・阪神8回戦でもサヨナラ安打を放っており、月間2本目。吉川選手の受賞は、同じく月間2度のサヨナラ打を記録した20年9月以来2度目となる。5月度は全試合に3番二塁手として出場する攻守の要の一振りが、4時間を超える熱戦に決着つけた。
若林選手は、5月1日(水)ベルーナドームで行われた対北海道日本ハム5回戦、1対1の同点で迎えた9回裏、二死二塁の場面で左翼席へ劇的なサヨナラ2点本塁打を放った。
埼玉西武は2回裏、若林選手のソロ本塁打で先制。投げては先発・松本投手が8回を投げ4安打1失点と好投するも、打線が追加点を奪えず、1対1の同点のまま9回裏を迎えた。一死からアギラー選手が中安打で出塁すると、代走・髙松選手がすかさず盗塁を決め、好機を演出。後続が倒れるも、二死二塁、一打サヨナラの場面で、2回裏に先制本塁打を放っている若林選手が打席に入る。初球、甘めに入った変化球を見事に捉えると、打球はファンが待つ左翼席へ飛び込み、劇的なサヨナラ2点本塁打となった。4月20日(土)のイースタン・リーグ、対東北楽天3回戦でもサヨナラ弾を放っていた若林選手。見事に一軍の舞台でも勝負強さを発揮し、チームを今季初のサヨナラ勝利に導く大仕事をやってのけた。