セントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の9、10月度受賞選手が決定いたしました。
受賞選手には、スカパーJSAT株式会社より賞金30万円とトロフィーが贈られます。
坂本選手は、9月13日(土)東京ドームで行われた対阪神25回戦、9対10で迎えた9回裏、一死二、三塁の場面で、乱打戦に終止符を打つ逆転のサヨナラ2点安打を放った。
読売は初回に3点の先制を許すも、その裏に中山選手の満塁本塁打で逆転に成功。3回裏には岸田選手の2点本塁打でリードを広げるが、5回表に阪神の猛攻で7点を奪われ、6対10の苦しい展開となる。7回裏に打線がつながり3点を返し、9対10で試合は9回裏を迎える。四球、安打、犠打とチーム一丸で作ったチャンスで、打席には代打の坂本選手。阪神・ドリス投手との勝負は、フルカウントからの6球目を振りぬくと、打球は中前に抜ける劇的な逆転サヨナラ安打となった。坂本選手の受賞は、2015年8月度、2016年5月度、2023年6月度に続き4度目の受賞となる。
小郷選手は9月15日(月・祝)楽天モバイルパーク宮城で行われた対千葉ロッテ23回戦、4対4で迎えた延長12回裏、無死走者無しの場面で右中間スタンドへ劇的なサヨナラ本塁打を放った。
この試合、初回に千葉ロッテが先制すると、4回表にも2本の適時打等でリードを4点に広げる。対する、東北楽天打線は4回裏に2点を返し、さらに6回裏、二死二、三塁の場面で石原選手が2点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。以降、両チーム共に好機を生かせず、硬直状態が続き、試合は延長戦に突入する。10回表からは7番手・津留﨑投手が東北楽天のマウンドに上がると、2イニングを無安打無四球と完璧な投球を披露する。12回表には8番手・江原投手が上がり、一死一、二塁のピンチを招くも、見事に併殺打で切り抜け、最終回の攻撃に全てを託した。迎えた12回裏、代走から途中出場していた小郷選手が打席に入る。2球目の外角直球を力強く振りぬくと、打球は右中間スタンドに飛び込み、4時間21分の激闘に終止符を打つ劇的なサヨナラ本塁打となった。球団通算2000号をサヨナラ本塁打という最高の形で飾り、スタンドは歓喜の渦に包まれた。