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日本野球機構オフィシャルサイト

「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズン

第4節 試合結果

2021年1月3日(日) 西武-日本ハム 第3試合(メットライフ)
  1 2 3 4 5 H E
北海道日本ハム 3 0 0 0 2 5 7 0
埼玉西武 1 0 1 0 0 2 5 0
【バッテリー】
[F] 杉浦、公文、井口 - 清水、黒羽根
[L] 髙橋光成、平井、森脇、平良、増田、今井 - 森
【本塁打】
[F] 清宮(5回ソロ)
出場プレイヤー
[F] 木滑達也
[L] 加藤誉士典
戦評

日本ハムの2連勝で迎えた西武との一戦は、連勝の勢いそのままに日本ハムが優位に試合を進め、5対2で快勝を収めた。
初回から試合は動いた。1回表、日本ハム1番の中田がフルカウントから軽打でライト前ヒットを放つと、1死後に3番・西川が繋いでいきなり1、3塁のチャンス。4番・近藤への初球、インコース低めにコントロールされたボールを“ミート打ち”でライト前に弾き返し、日本ハムがあっという間に1点を先制。さらに、続くビヤヌエバの打席では意表を突くスクイズに成功。渡邉のタイムリーも続き、いきなり3点のリードを奪った。
負けられない西武・加藤はその裏、1番・外崎を2ベースで出塁させると、2番・森、3番・山川の二つの内野ゴロの間に1点を返す。2回以降はピッチングを立て直し、2イニング連続で3者凡退に抑えると、3回にも1点を返して1点差に詰め寄った。
次の1点をどちらが奪うかが大事な終盤、流れを引き寄せたのは日本ハム・木滑。5回、代打・清宮でライトスタンド一直線のアーチを放ち待望の追加点を挙げると、そのあと西川にもタイムリーが飛び出し、5対2と再び3点差。最後はきっちりと3人で抑え、日本ハムが同一カード3連勝を収める形となった。
日本ハムはひとつでも負けたらeCS進出がなくなってしまう中で見事な3連勝。一方の西武は引き分け以上でeCS進出が決まる状況だったが、日本ハムの勢いに飲み込まれた。

2021年1月3日(日) 楽天-ロッテ 第3試合(楽天生命パーク)
  1 2 3 4 5 H E
千葉ロッテ 0 1 0 0 0 1 3 0
東北楽天 0 1 0 0 0 1 3 0
【バッテリー】
[M] 種市、石崎、澤村、山本、ハーマン - 田村、柿沼
[E] 永井、宋家豪、津留﨑、涌井 - 太田、足立
【本塁打】
[M] 井上(2回ソロ)
[E] 島内(2回ソロ)
出場プレイヤー
[M] 大石直弥
[E] 三輪貴史
戦評

楽天・三輪、ロッテ・大石と今季ここまで個人の勝ち星がなく、苦しい戦いの続いている二人による対決。試合はどちらも決め手を欠き、1対1の同点に終わった。
初回、先発のマウンドをOB選手の永井に託した楽天・三輪は、立ち上がりを三人で切ってとる上々のスタートを切ると、その裏、1番・田中和が2ベースを放ちいきなり先制のチャンスを作る。しかし、ロメロ、浅村、ブラッシュを並べた重量打線があと1本を出せず、無得点に終わった。
すると直後の2回表、ピンチを凌いだロッテ・大石が流れを引き寄せる。この回先頭の4番・井上で、フルカウントからの外角高めの直球を強振で捉え先制のソロホームラン。序盤のリードでプレッシャーをかけたいところだったが、その裏には楽天・三輪が意地を見せた。こちらもイニング先頭の5番・島内で3ボール1ストライクからの直球を逃さず捉える同点弾。すぐさま試合を振り出しに戻した。
次の流れをどちらが掴むに注目が集まる展開も、その後は互いに走者は出しながらも得点に結びつけられず。ともに得点はソロホームラン一発のみで、今季初白星とはならなかった。

2021年1月3日(日) ソフトバンク-オリックス 第3試合(クラウン)
  1 2 3 4 5 H E
オリックス 1 0 0 1 0 2 6 0
福岡ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 2 0
【バッテリー】
[B] 山本 - 若月
[H] 工藤、高橋礼 - 甲斐
【本塁打】
[B] T-岡田(4回ソロ)
出場プレイヤー
[B] 高川悠
[H] 原健四郎
戦評

優勝争いを繰り広げるソフトバンクとオリックスの一戦。オリックスは敗れたら優勝の可能性が消滅してしまうという大事なゲームだったが、高川がプレッシャーをものともしない堂々たるプレーをみせ、見事に優勝への望みを繋いだ。
オリックスの先発は、まるでこの試合に向けて調子を整えてきたかのように、“絶好調”のマークが際立つ山本。試合は彼の独壇場といってもよい展開だった。
初回、まずは打線が2死からモヤの2ベースでチャンスを作ると、4番・T-岡田がタイムリー。ソフトバンク先発のOB選手・工藤から1点をもぎとれば、打線の援護を受けた山本は初回を三者凡退で切って取ると、2回にはヒットを許しながらも併殺に打ち取り無失点。さらに3回も同様に、ヒットで出した走者を併殺で処理して、2塁ベースを踏ませない投球を披露する。
すると4回、この回先頭の4番・T-岡田が初球のスライダーを真芯で捉え、ライトスタンドへ突き刺さるソロホームラン。操作した高川も驚きの表情を見せるような会心の当たりで流れを完全に掴んだ。4回、5回はソフトバンクを完全に抑え、山本は2安打完封。理想的な勝利で、オリックスがソフトバンクとのゲーム差を1に縮めた。

2021年1月3日(日) ヤクルト-中日 第3試合(神宮)
  1 2 3 4 5 H E
中 日 0 0 0 0 0 0 3 0
東京ヤクルト 0 0 2 1 X 3 7 0
【バッテリー】
[D] 大野雄大、又吉、木下雄、R・マルティネス、田島 - 木下拓
[S] 奥川、梅野、石山、高橋、高津 - 中村
出場プレイヤー
[D] 嶋崎幹
[S] 大川泰広
戦評

1勝1敗で迎えたヤクルト対中日の試合は、投打に勝ったヤクルトが3対0で勝利し、カードの勝ち越しを決めた。
ヤクルトの先発マウンドには“好調”の奥川。初回、2回と中日・嶋崎がともに得点圏に走者を進めるも、ヤクルト・大川があと1本を許さず。ともに無得点のまま試合は3回に突入した。
3回表、中日が1死から2番・大島のヒットをきっかけに三度チャンスを作ったが、こちらも得点ならず。するとその裏、流れはヤクルトに傾いた。2本のヒットでチャンスメイクし、1死2、3塁。ここで中日・嶋崎は前進守備のシフトを敷き備えたが、4番・廣岡のセカンド真正面のゴロをホームに送球も、三塁走者・青木の足が一歩勝りセーフ。さらに、続く5番・西浦が内野ゴロを放つ間にもうひとりが生還し、ヤクルトが2点を先制した。
逆転のチャンスを作りたい中日・嶋崎だったが、3回までの得点機を一度もものにできなかったのは痛かった。4回、5回はヤクルト・大川の継投の前に完璧に抑えられ無得点。ヤクルトは4回に犠牲フライで1点を重ねるなど、タイムリーは一本もないながらも着実に得点を重ね、試合をものにした。

2021年1月3日(日) 巨人-DeNA 第3試合(東京ドーム)
  1 2 3 4 5 H E
横浜DeNA 0 2 0 0 0 2 4 0
読 売 0 0 0 0 0 0 7 0
【バッテリー】
[DB] 濵口、国吉、三嶋、エスコバー - 伊藤光、髙城
[G] サンチェス、鍵谷、畠、桜井 - 大城
出場プレイヤー
[DB] 山本遼太郎
[G] 吉田友樹
戦評

巨人対DeNAの試合。DeNA・山本は勝てばチームのeCS進出が確定するという状況の中で、攻守に安定したプレーぶりを発揮して、見事Aクラス入りを確定させた。
2番にオースティン、3番にソトと、リアル同様に攻撃的な打線を組んできたDeNAだったが、得点を生んだのは下位打線だった。0対0で迎えた2回、1死から5番・ロペスがヒットで出塁すると、6番・伊藤光が続き、1死1、2塁のチャンス。ここから、7番・石川、8番・大和が連続タイムリーと、単打4本の連打で2点を奪った。結果的に、DeNAが放った安打はこの回の4本のみである。
一方の巨人・吉田は、先制を許した直後の2回裏に1死1、2塁のチャンスを作ったが、8番・丸がセンター前ヒットを放ちタイムリーかと思われた際、走塁で痛恨の判断ミス。走者ふたりがアウトとなってしまい、同点機を逃してしまった。
以降は互いにチャンスらしいチャンスを作れず、試合は最終回へ。5回裏、巨人最後の攻撃で1死1、2塁のチャンスを作ったが、代打・石川が三振、3番・坂本がセンターフライに倒れ無得点。DeNAが完封勝ちで、最終節を前にeCS進出を決めた。

2021年1月3日(日) 阪神-広島 第3試合(クラウン)
  1 2 3 4 5 H E
広島東洋 0 0 0 1 1 2 7 0
阪 神 0 2 0 1 X 3 6 0
【バッテリー】
[C] 佐々岡、遠藤、大瀬良、九里 - 會澤、石原
[T] 馬場、小林、才木、高野、スアレス、齋藤 - 梅野
【本塁打】
[C] 長野(5回ソロ)
出場プレイヤー
[C] 野上隼紀
[T] 脇直希
戦評

1勝1敗で迎えた阪神対広島の試合は先制点を奪った阪神が広島の追撃を凌ぎ切り、3対2で勝利した。
先制したのは阪神・脇。2回裏、1死から江越、梅野の連打でチャンスを作ると、2死から代打・髙山のタイムリーで2点を先制。試合の主導権を握る。
しかし4回、広島の3番・鈴木、4番・會澤に連続2ベースを放たれ1点差とされるも、ここで踏ん張った。堂林、菊池を抑え2死に漕ぎ着けると、フォアボールで走者を出しながらも、代打・西川を投ゴロに打ち取り、2点目は許さず。逆に、直後の裏には内野ゴロの間に1点を重ね、2点リードで最終回を迎えた。
5回、先頭の代打・長野にいきなり本塁打を許し再び1点差に詰め寄られるも、最後は走者を二人置きながら、ダブルプレーで切って取り、逃げ切って勝利。前節で悔しい逆転負けを喫した阪神・脇にとっては悪夢を振り切る快勝。一方の広島のルーキー・野上も最後まで粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。