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日本野球機構オフィシャルサイト

「eBASEBALL プロリーグ」2020シーズン

コカ・コーラ eクライマックスシリーズ 試合結果

2021年2月27日(土) 阪神-巨人 ファーストステージ第1試合(甲子園)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読 売 2 0 4 1 2 0 2 0 0 11 16 0
阪 神 0 0 3 0 1 0 0 0 0 4 5 0
【バッテリー】
[G] 菅野、鍵谷、大江、デラロサ - 小林、炭谷
[T] 髙橋、守屋、望月、岩崎、才木、齋藤、スアレス、岩貞 - 梅野
【本塁打】
[G] 丸 2(3回2ラン、4回ソロ)、岡本(3回ソロ)
[T] 髙山(3回2ラン)、大山(3回ソロ)
出場プレイヤー
[G] 舘野弘樹、吉田友樹、坂東秀憲
[T] 森翔真、脇直希、徳田直也
戦評

新型コロナウイルスの影響もあり、2カ月ほどの期間が空きながらついに実現したコカ・コーラ eクライマックスシリーズ。セ・リーグ2位・阪神と同3位・巨人の対決は、常に試合のペースを握った巨人が先勝した。
eクライマックスリーズでは3イニングずつでプレイヤーが変わるルールとなっており、巨人の先鋒として登場したのは舘野。初回、自身の代名詞でもある“強振”を解いて“ミート打ち”も駆使しながらチャンスメイクすると、2死2、3塁から5番・陽で右中間を破るタイムリー2ベースを放ち、幸先よく2点を先制する。さらに、3回には先頭・坂本で2ベースを放つと、2番に据えた丸で阪神先発・髙橋のカットボールを捉え、シリーズ第1号となる2ランホームラン。完全に勢いづくと、続く岡本でも二者連続となる一発を放つなどして、この回、リードを一気に6点に広げた。
反撃したい阪神は3回裏、森が意地を見せる。1死から代打・髙山で2ランを放つと、続く1番・大山でも一発を放ち、“二者連続弾返し”。3点差に迫って、試合をチームメイトに託した。
しかし、その後も巨人がペースを譲らなかった。2番手で登場した吉田が丸でこの日2本目となる一発を放てば、3番手の坂東も7回に2点を追加。終わってみれば16安打11得点と上々すぎる結果で、巨人が初戦をものにした。

2021年2月27日(土) 阪神-巨人 ファーストステージ第2試合(甲子園)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読 売 0 0 1 0 2 1 2 0 1 7 14 0
阪 神 0 2 0 0 1 0 0 2 0 5 10 0
【バッテリー】
[G] 戸郷、畠、大竹、鍵谷、高梨、ビエイラ - 小林、炭谷
[T] 小野、岩貞、馬場、守屋、岩崎、能見、高野、スアレス - 梅野
【本塁打】
[G] 坂本(5回2ラン)、岡本(9回ソロ)
[T] 梅野(8回2ラン)
出場プレイヤー
[G] 高川健、舘野弘樹、吉田友樹
[T] 森翔真、岸川虎太朗、脇直希
戦評

巨人が先勝して迎えた第2戦は、1戦目の勢いを保った巨人が再び勝利を収め、2連勝でファイナルステージ進出を決めた。
先制したのはもう負けられない阪神だった。2回裏、2試合連続で先鋒として出場の森が、1死1、2塁のチャンスを作ると、8番・上本でレフトの頭を超えるタイムリー2ベースを放ち、2点を先制。3回表に1点を失うも、序盤の3回をリードして終えた。
試合をひっくり返したのは初戦でも2本塁打を放つ活躍を見せた2人目の舘野。4回裏に1死2、3塁の大ピンチを無失点で凌ぐと、迎えた5回表、2死2塁から1番・坂本で左中間への逆転2ラン。直後の裏に一旦は追いつかれるも、6回表に1死満塁チャンスを作ると、7番・吉川尚のショートゴロの間に1点を奪って勝ち越し。打った瞬間はダブルプレーかに思われた打球だったが、運も味方につけた形でリードを奪った。
その後、巨人は3番手として登場の吉田がいきなり2点を奪い点差を広げると、一時は1点差にまで迫られながらも阪神の追撃を凌ぎ切り、逆転勝利。危なげない2連勝で、王者・DeNAの待つファイナルステージへと駒を進めた。

2021年2月27日(土) DeNA-巨人 ファイナルステージ第1試合(横浜)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読 売 2 0 2 1 0 0 2 0 0 7 9 0
横浜DeNA 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 6 0
【バッテリー】
[G] 菅野、鍵谷、デラロサ - 小林、炭谷
[DB] 濵口、伊勢、坂本、大貫、エスコバー、笠井 - 嶺井
【本塁打】
[G] ウィーラー(1回2ラン)、岡本(3回ソロ)、亀井(4回ソロ)、丸(7回2ラン)
出場プレイヤー
[G] 舘野弘樹、吉田友樹、坂東秀憲
[DB] 山本遼太郎、河合祐哉、辻晴
戦評

コカ・コーラ eクライマックスシリーズ、セ・リーグのファイナルステージ第1戦。2年ぶりのリーグ優勝を果たしたDeNAが待ち受けたが、ファーストステージを2連勝で突破した巨人が、勢いのままに先勝した。
初回、ファーストステージでも持ち前の打棒をこれまでかというほどに発揮した巨人・舘野が、ウィーラーで2ランホームランを放ち先制すると、3回にも岡本のソロホームランなどで4-0とリードを広げる。これで波に乗った巨人は、2番手の吉田、3番手の坂東もプレイヤー交代直後にホームランで加点する鮮やかな一発攻勢を披露。効果的に得点を重ねていった。
対するDeNAもセ・リーグ王者としての意地を見せたいところだったが、各プレイヤーが3イニングずつというポストシーズンならではのルールに試合勘を掴み切れない打撃が目立つ。6回にキャプテンの河合がソトでタイムリーを放ったものの、得点はこの1点のみ。
安定したパフォーマンスで終始優位に試合を進めた巨人がこの日“3連勝”となる白星を挙げ、下剋上での「SMBC e日本シリーズ」進出に王手をかけた。

2021年2月27日(土) DeNA-巨人 ファイナルステージ第2試合(横浜)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読 売 0 0 0 1 0 2 0 1 1 5 7 0
横浜DeNA 1 0 1 3 0 0 0 0 0 5 11 0
【バッテリー】
[G] ディプラン、畠、田口、中川、鍵谷、デラロサ - 小林、大城、炭谷
[DB] 今永、上茶谷、平田、エスコバー、三嶋 - 伊藤光、髙城
【本塁打】
[G] 坂本(4回ソロ)、丸(6回2ラン)、岡本(9回ソロ)
[DB] オースティン(3回ソロ)、伊藤光(4回2ラン)、伊藤裕(4回ソロ)
出場プレイヤー
[G] 高川健、舘野弘樹、吉田友樹
[DB] 山本遼太郎、辻晴、大茂英寿
戦評

コカ・コーラ eクライマックスシリーズ、セ・リーグの第2戦は、上位対決に相応しい熱戦となった。終盤までもつれた試合は引き分けに終わり、これで巨人の1勝1分に。SMBC e日本シリーズ進出チームの行方は最終第3戦へと持ち越された。
初戦を落とし後がないDeNAだったが、1番手の山本が3イニングをパーフェクトに抑えると、オースティンの豪快な確定ホームランなどで2点を先制。1番手として完璧な仕事ぶりで流れを作る。
対する巨人は2番手の舘野が4試合連続となるホームランを放ち反撃ムードを高めるが、DeNA2番手の辻も負けじと2本のホームランを叩き込む気合のパフォーマンスを披露。リードを保ったまま3番手へとバトンを繋いだ。
逃げ切りを狙ってリリーフを投入したDeNAだったが、最終回に巨人・吉田が岡本で同点のソロホームランを放ち、試合は土壇場で振り出しに。その後はお互いに譲らず、痛み分けのドロー決着。追いついた巨人は第3戦を引き分け以上で終えると突破が決まり、敗れるとDeNAが突破という状況になった。

2021年2月27日(土) DeNA-巨人 ファイナルステージ第3試合(横浜)
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
読 売 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
横浜DeNA 1 0 1 0 0 0 0 0 X 2 10 0
【バッテリー】
[G] サンチェス、高梨、戸郷、鍵谷、菅野 - 大城
[DB] 今永、山﨑康、国吉、平田、三嶋 - 嶺井、戸柱
出場プレイヤー
[G] 高川健、吉田友樹、坂東秀憲
[DB] 河合祐哉、辻晴、大茂英寿
戦評

コカ・コーラ eクライマックスシリーズ、セ・リーグのファイナルステージ第3戦は序盤のリードを守り切ったDeNAが勝利。1勝1敗1分ながら、上位チームアドバンテージによってSMBC e日本シリーズ進出を決めた。
巨人はここまで好調の舘野が試合直前の体調不良のため急遽欠場となり、吉田が代わって出場。主砲不在となった今季のセ・リーグ最終ゲームは、これまでの試合から一転して投手戦に。
DeNAはキャプテンの河合が1番手で登場すると、4番・佐野で2打席連続のタイムリーヒットを放ち、3回まで終わって2-0とゲームメイクに成功する。バトンを受けた2番手のDeNA・辻は追加点こそ奪えなかったものの、6回表に迎えた2死満塁の大ピンチで“満塁男”のウィーラーを打ち取り、僅差のスコアを維持したまま試合は3番手のプレイヤーに託されることになった。
3番手として登場したDeNA・大茂は早々に守護神の三嶋を投入すると、気迫のピッチングで相手を寄せ付けず。巨人・坂東も“勝ち運”の特殊能力を持つ菅野をスクランブルで投入するなど全力を尽くしたが、一歩及ばず。2-0でDeNAが完封リレーによる白星を挙げ、2年ぶり2度目のe日本シリーズ進出を達成した。