大会特別規定
参加資格選手
参加できる選手は、事前に登録された選手に限る。
チーム編成
1チームは、16名以内の選手で編成し、監督、コーチ、チーム代表者、マネージャー、トレーナーは5名までとする。
登録締切り日以降の選手、監督、コーチ、チーム代表者、マネージャー、トレーナーの変更は原則として認めない。
ただし、やむを得ない事情により出場できなくなった場合、代替要員の可否は、大会本部が判断する。
着用ユニフォーム
原則、全球団、チームが着用するデザインに即したユニフォームを着用する。細則についてはユニフォーム規定に別途定める。
*細則とは、ユニフォーム規定(2024年9月19日更新版)を指す。
使用バット
本大会で使用できるバットは、以下のとおりとする。
- ①木製バット
- ②木片の接合バット
- ③竹の接合バット
- ④金属製バット
金属バットはJSBBマークが入った製品に限る
- (注)木製、木片・竹の接合バットは下記の色に該当し、木目が見えること(左記事項を含め、本規定に定めのない事項については一般社団法人全日本野球協会アマチュア野球規則委員会が定める基準に準拠する)を条件とする。ただし、木目が見えない場合でもインクドットが確認できる場合は使用可。
-
- ・バットそのものの素材の色(ナチュラル)
- ・ダークブラウン系
- ・赤褐色系
- ・淡黄色系
- ・黒色(墨黒)
- また、ボールに塗料がついてしまうなど、塗装の技術が劣っているもの、コーティングをバットの表面に施したものは使用不可。
- (注)コンポジット(カーボン素材を含む)や、バットの表面に柔らかい素材(PU:ポリウレタン)、グラスファイバーを使用しているバットは使用できない。
後付けグリップ等、市販のバットに付け足しや改造が見受けられるバットについては、試合前のバットチェックの際に、使用可・使用不可の判断が下される場合がある。
用具点検
各試合の担当審判員は、大会本部の立会いのもと、試合前に両チームの用具・装具を点検する。
その場合、規定違反のバットがあれば取り除く。また、違反の装具があれば、改めるよう指示する。
尚、捕手のファウルカップ着用は義務付けるが、着用についての確認は行わない。
決勝トーナメント進出方法
決勝トーナメントへ進出するチームの選出にTQB(Total Quality Balance)方式を採用する。
○進出チーム
・NPB球団予選2試合で2勝した3チーム(TQBにより1位、2位、3位のシード順決定)
・NPB球団予選2試合で1勝1敗のうちTQB方式で最も高い数値のチームとinvitation枠を勝ち抜いたチームの対戦で勝利した1チーム(ワイルドカード)
○対戦カード
TQB1位vsワイルドカード
TQB2位vsTQB3位
ワイルドカード選出方法
NPB球団予選2試合で1勝1敗のチームのうち、TQB方式で最も高い数値のチームとinvitation枠を勝ち抜いたチームの対戦で勝利した1チームをワイルドカード進出チームとする。
TQB方式:1イニング平均得失点差による選出
下記算式を用いて、予選1勝1敗6チームの試合結果を元に優位性を判断する。
(総得点×3÷攻撃イニングアウトカウント総数)-(総失点×3÷守備イニングアウトカウント総数)=最も数値が高いチームを優位とする。
*1イニング当たりの平均得点、平均失点を相殺して得た数値でチーム力の優位性を判定
審判員
本大会の審判は、公益財団法人全日本軟式野球連盟審判員が行う。
試合規定
該当年度の「公認野球規則」、「公益財団法人全日本軟式野球連盟競技者必携/学童野球に関する事項」及び下記の細則により試合を行うが、大会特別規定を優先とする。
- a)チームの代表者は、第1試合の場合は試合開始時刻30分前に、また第2試合以降は前の試合の2回終了時に、コールドゲームの場合は試合終了次第、所定の「打順表」を「大会本部」に提出する。
尚、一度提出した「打順表」の変更は認められない。また提出時間を厳守するよう注意する。
※初日の第1試合のみ、試合開始45分前とする。
- b)試合は、6回制とする。
- 1)6回終了時に同点の場合、タイブレーク方式を最大2イニングまで採用する。
*10.参照 ただし、タイブレークのイニングは、TQB計算には含まれない。
- 2)正式試合は5回とする。5回7点差の場合、または天候などにより、試合の続行が不可能と判断した場合はコールドゲームとする。
- c)決勝は、6回制とし、6回を終了し同点の場合は、タイブレーク方式を最大2イニングまで採用する。タイブレーク2イニングを行っても同点の場合、引き分けとし、両チームを優勝とする。
- d)投手の投球制限については、肩・肘の障害予防を考慮し、1人の投手が1日に投球できる球数は70球以内とする。試合中に規定投球数に達した場合、その打者が打撃を完了するまでの投球とする。投手は、過度の投球数にならないよう、特に指導しなければならない。
※尚、70球に到達していない場合でも1日に2試合の登板は禁止とする
- e)「リエントリー(再出場)」について
できるだけ多くの選手に出場する機会を増やすことを目的として、先発メンバーは一旦試合から退いても一度に限り再出場ができるものとする。ただし、再出場する場合は、元の打順に戻らなければならない。
この場合、守備位置は変更しても構わない。
※リエントリー制度を使用する場合、必ず選手交代時に監督が球審に申告する。
※指名打者制を使用し、先発投手が打順に入らない場合、先発投手は打者として再出場することができない。
※投手の障害リスクを高めるような再登板を推奨しない。
※登録選手全選手の出場(怪我人を除く)を推奨する。
※複数の交代選手が使われる場合でも、交代した先発選手の打順を変更することのないよう注意する。
【リエントリーに関する違反】
以下の場合は違反となる
- ・先発メンバー以外の選手が再出場した時
- ・再出場選手が元の打順以外の打順で出場した時
- ・再出場した選手が退いた後、3度目の出場をした時
【リエントリーに関する違反が判明した場合の措置】
リエントリーに関する違反は、相手チームから審判にアピールがあった時に以下の措置を取る。
違反者は正しい交代者と交代する。
- 守備側の選手に違反が判明した時
- ①次の投球動作に入る前は、攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、(打撃完了前のボールカウントで)打ち直しをするかの選択権が与えられる。
- ②次の投球動作に入った後は、すべて有効となる。
- 攻撃側の選手に違反が判明した時
- ①打撃完了前に判明した時は、正しい交代者がそのカウントを引き継ぐ(それまでのカウントは有効である)。
- ②打撃完了後、次の投球動作に入る前は打撃による全てのプレイは無効で、違反者はアウトになる。ただし、違反判明前のアウトは取り消さない。
- ③打撃完了後、次の動作に入った後は、それまでの全てのプレイは有効である。
- f)本大会は、指名打者制を使用することができる。試合での起用は各チームの判断とする。
- g)選手が打席に入る時は、必ず耳付きヘルメットを着用する。
また、走者も危険防止のため必ず着用する。
尚、捕手も防護用ヘルメットと所定の防具を着用すること(練習時も含む)。
試合に出場する捕手及びブルペンの捕手は、ファウルカップを着用すること。
コーチスボックスには、ヘルメットを着用した選手が入ること(監督・コーチが入ることはできない)
- h)代替走者を認める。
これは、特別な事情(死球による負傷など)により、一時的に休めば試合に出場できると審判員が判断した時に限り、適用できる。この場合の打者の打撃の完了した直前の者(投手を除く)を代替走者とする。
- i)審判員に対する申し出は監督が行う。ただし、審判員のジャッジには抗議できない。
引分の場合
タイブレークは、無死一・二塁から最大2イニングの試合を行う。
打者は前イニングからの継続打順とする。
この場合の走者は、打者の前の打順のものが一塁走者、一塁走者の前の打順のものが二塁走者とする。
代打および代走は認められるが、通常のルールと同様、代打、代走を送られた選手は退いた形となり、代打者、代走者がその打順を引き継ぐ。
タイブレーク終了時同点の場合
選手による抽選を行う。
- ①両チームの監督及び審判員立ち会いのもと、試合終了時点での出場選手9名による抽選を行う。
*指名打者制を採用しているチームの投手は抽選に加わらない。
- ②先攻後攻が交互に、○印と×印の記入された抽選用紙の入った封筒を抽選順に引き、全員が引き終わったところで大会本部が回収。その場で集計し、○印が多かったチームを抽選勝ちとする。
先攻・後攻
- a)予選については、前試合2回終了時に大会本部にて、監督によるジャンケンで決定する。
第1試合については、「打順表」提出時に行い決定する。
- b)準決勝については、NPB予選におけるTQB方式でアドバンテージを持っているチームの決定を優先とする。TQB1位と2位のチームは、当日の「打順表」提出までに「先攻・後攻」を選択し、大会本部に報告する。
- c)決勝戦についても準決勝戦同様に、TQB方式でアドバンテージを持っているチームの決定を優先とする。
試合開始30分前の「打順表」提出までに選択し、大会本部に報告する。
試合日程
試合時間の短縮について予選及び準決勝では、前の試合が予定時間より早く終了した場合、次の試合開始時刻を予定開始時間より最大20分まで前倒しで実施する場合がある。
ただし、前倒しする場合でも30分間のインターバルは必ず取る。
特別継続試合
- a)降雨などで5回以前に続行不能となった場合、また5回を過ぎ正式試合になって同点で試合が続行不能となった場合は、翌日の第1試合に先立って特別継続試合を行う。
- b)5回に満たない場合は、打ち切りになったところから試合を行う。
- 特別継続試合は6回完了まで行う。
雨天時等の大会運営
悪天候などやむを得ない状況によって当初の予定通り大会運営を行えない場合は、大会本部が大会運営方法を一部変更することがある。
試合スピードアップのための励行事項
試合をスピーディーに行うために以下の項目を守ること。
- a)投手の投球練習(救援投手を含む)は初回に限り、8球以内とする。
- b)タイムは1分間を限度とする。
- c)監督またはコーチが1試合に投手のもとへ行ける回数は、3回以内とする。なお、タイブレークとなった場合は、2イニングに1回行くことができる。
- d)捕手または内野手が1試合に投手のもとへ行ける回数は、3回以内とする。なお、タイブレークとなった場合は、2イニングに1回行くことができる。野手(捕手を含む)が投手のもとへ行った場合は、そこへ監督が行けば、双方1回として数える。逆の場合も同様とするが、投手交代の場合は監督のみ回数に含まない。
- e)マウンドには監督・コーチ以外が行くことはできない。(マネージャー等は不可)
リプレイ検証
チーム(監督)は、本塁打の判定に関するプレイのみ1試合において「2回」のリクエストを行使することができる。なお、細則は別に定める。