ファインジャッジ賞 受賞について
一般社団法人日本野球機構は、2019年シーズンの「ファインジャッジ賞」について、下記の4つの判定を選定しましたので、お知らせいたします。
ファインジャッジ賞は、審判員の技術の向上を目的に、優れた判定をたたえ、表彰する制度です。
牧田 匡平(まきた きょうへい)40歳
3月29日 北海道日本ハム-オリックス 1回戦(札幌ドーム)球審
開幕戦という緊張感があるなか、1回表と3回裏の非常に難しい本塁でのクロスプレイを最適な位置で見極めた。
嶋田 哲也(しまた てつや)52歳
4月21日 阪神-読売 6回戦(甲子園)控え
4回表、無死一塁での併殺プレイで、二塁はセーフとなり二塁手からの送球がボールデッドの箇所に入り、走者二三塁で再開しようとしたところ、控え審判員の嶋田が、「規則上一塁走者は得点で打者走者は二塁である」と、勇気あるアドバイスをした。
村山 太朗(むらやま たろう)36歳
4月30日 読売-中日 3回戦(東京ドーム)三塁塁審
1回裏、一死一二塁、レフトフェンス際への打球を左翼手がキャッチしたように見えたが、三塁塁審の村山は、打球がフェンスに触れた後の捕球と判断、すかさずノーキャッチのジェスチャーを出し、トラブルを未然に防いだ。
福家 英登(ふけ ひでと)39歳
7月30日 阪神-中日 15回戦(甲子園)球審
6回裏、無死二塁で打者が送りバントをしたが、バッターボックス上の小フライとなり、その打球を処理しようとした捕手の妨げになったため、間髪をいれず守備妨害を宣告した。
その後の監督への説明、場内放送を的確に行った。