「みんなが輝くやさしいベースボール型授業」指導用教材をNPB公式サイトで公開
一般社団法人日本野球機構(NPB)は、ベースボール型授業の指導用教材「みんなが輝くやさしいベースボール型授業」を本日(17日)、NPB公式サイトにて公開しました。
本教材は、小学校教育において、ベースボール型の授業が必修科目となっていることを受け、プロ野球12球団と一般社団法人日本野球機構が2015年に制作いたしました。小学校3年生から6年生まで「ベースボール型」授業の単元計画案、学年ごとの授業の進め方などを分かりやすいイラストを用いて丁寧に説明しています。
これまで全国の小学校をはじめとする各教育機関に無償配布させていただいておりますが、より多くの方々に活用いただきたいとの思いから、NPB公式サイトでも公開をすることとなりました。また、サイトの公開にあわせて、新型コロナウイルス感染予防を考慮した指導のポイントも新たに制作し掲載しております。教材とともに、ぜひこの機会にご活用ください。
教材名
「みんなが輝くやさしいベースボール型授業」
形式
デジタルブックまたはPDFファイル
URL
https://npb.jp/promotion/pe-lesson/
その他
指導用教材の本文または写真などを転載・転用する場合には、事前に申請が必要となります。
参考「ベースボール型」授業とは
2011年から小学校教育で必修科目となった「ベースボール型」授業では、「捕る」「投げる」「打つ」「走る」などの動きを通し、小中学生が身体全体を動かすことの楽しさや喜びを味わい、「考える力」「問題を解決する力」「協調性」を養うことができます。
1977年に小学校の必修科目から「ベースボール型」授業が姿を消し、1998年に選択科目として復帰を果たすまで“空白の21年間”を過ごした小学生世代が今、ちょうど親の世代となり、小中学校の先生方もその例外ではありません。そこでNPBでは一度も「ベースボール型」のスポーツに触れたことがない先生でも気軽に「ベースボール型」授業を行うことができるよう、その手助けや環境作りのために、2012年から「ベースボール型」授業研究会を開催してきました。さらに2015年には指導用教材・DVDを制作し全国約21,000校の小学校に無償配布いたしました。
現在はNPB、プロ野球12球団だけではなく、独立リーグ、アマチュア球界、公益財団法人日本ソフトボール協会とも連携し、今後も全国各地での「ベースボール型授業研究会」を通して、小中学校の教員の皆さまと意見交換しながら、より良い授業づくりのお手伝いを継続して参ります。