「ローソンチケット スピードアップ賞」受賞者コメント
日本プロフェッショナル野球組織 コミッショナー 斉藤 惇
セ・パ両リーグの連盟特別表彰だったスピードアップ賞が、2016年にコミッショナー表彰「ローソンチケット スピードアップ賞」として新たなスタートを切って今年6年目を迎えます。スピーディーな試合進行は日本のプロ野球の素晴らしさをより高める重要な要素のひとつです。
今年の投手部門の受賞者、読売ジャイアンツ・戸郷翔征投手と福岡ソフトバンクホークス・石川柊太投手は、いずれも2年連続の受賞で「特別表彰選手」となります。テンポの良い投球スタイルは守備にもリズムをもたらし、両チームともにリーグトップの守備率を記録しています。
また、打者部門の阪神タイガース・糸原健斗選手はプロ5年目、千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司選手はプロ12年目での受賞です。チームの主軸として活躍している選手のスピーディーな動き、姿勢は、ファンの皆様の目にも気持ちよく映ったことでしょう。
一方、チーム表彰では、中日ドラゴンズが3年連続、そして今年25年ぶりのリーグ優勝を飾ったオリックス・バファローズは4年連続の受賞となります。昨年に続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大の影響による様々な制約の中、試合運びや采配の面でご苦労も多かったと思いますが、両球団におかれては試合時間短縮に取り組む意識がチーム内に着実に浸透していることを感じました。受賞された皆様に心よりお祝い申し上げます。
最後になりますが、本賞をご協賛いただいております株式会社ローソンエンタテインメント様の多大なるご支援・ご協力に対して、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
株式会社ローソンエンタテインメント 代表取締役社長 渡辺 章仁 様
受賞選手・球団の皆さま、このたびの受賞誠におめでとうございます。
本年度もこのスピードアップ賞を協賛させていただき6年目となる今年のシーズンが無事に終わりましたことを嬉しく感じております。
投手部門の読売ジャイアンツ・戸郷翔征投手、福岡ソフトバンクホークス・石川柊太投手はお二方とも昨年に引き続きの受賞ということで、素晴らしい投球によるスピーディーなゲーム展開をされていることをあらためて実感しております。また、打者部門については、両チームともに、クライマックスシリーズへの進出を果たした、阪神タイガース・糸原健斗選手、千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司選手のスピード感溢れるプレーは、多くの子供たちのお手本となり、元気と勇気を与えたことと思います。チーム表彰となります、中日ドラゴンズ、オリックス・バファローズについても昨年に引き続きの受賞ということで、心からお祝い申し上げます。
熱心にプレーする選手だけでなく、今年は、球場で応援をしている観客の皆様の熱い思いも拝見することができて心から感動いたしました。
これからもこのスピードアップ賞を通じて、多くの方々に野球の良さ、スポーツのすばらしさをお伝えするサポートをさせて頂きたいと思っております。球団、選手の皆様の今後のご活躍を期待しております。
投手部門
〔セントラル・リーグ〕戸郷 翔征 投手(読売ジャイアンツ)
2年連続で「ローソンチケット スピードアップ賞」を受賞させていただき本当に光栄です。リズム良く、チームにいい流れを作りたいという思いで一球一球投げた結果を評価していただき感謝しています。来年以降も、同賞に恥じないようにスピード感のある投球を心掛けて勝利を積み重ねられるように精進していきます。このたびはありがとうございました。
〔パシフィック・リーグ〕石川 柊太 投手(福岡ソフトバンクホークス)
目指していた賞のひとつなので本当に嬉しいです。テンポ良く投げることが、投手が野手にしてあげられる最大のサポートだと思っているので、そういう意識とせっかちな性分が、2年連続受賞という結果に繋がったのだと思います。伝説のスピードアップ賞投手、牧田さんに並べたということが誇らしいです。殿堂入りしましたが、今後も自分の投球スタイルを崩さず、スピードを求めていきたいです。
打者部門
〔セントラル・リーグ〕糸原 健斗 選手(阪神タイガース)
このような賞を受賞することができ嬉しく思います。投手との対戦に集中し、打席に立つ前に状況を整理して勝負できた結果だと思うので、来シーズンもこの形を崩さず、やっていきたいと思います。投球間隔は短くですが、持ち味の粘り強さは大切にして頑張っていきたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします。
〔パシフィック・リーグ〕荻野 貴司 選手(千葉ロッテマリーンズ)
このたびは「ローソンチケット スピードアップ賞」をいただきましてありがとうございます。1打席1打席、塁に出ることを意識して打席に立った結果がこのような形になったのかなと思っています。来シーズンも、まずはチームの勝利に貢献できるように。そして試合のスピードアップにも貢献できるように頑張りたいと思います。
チーム表彰
〔セントラル・リーグ〕中日ドラゴンズ 代表取締役社長 オーナー代行 吉川 克也 様
3年連続で「ローソンチケット スピードアップ賞」を受賞させていただき、誠にありがとうございました。株式会社ローソンエンタテインメント様ならびに関係者のみなさまには厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルスの影響は今年も続き、感染対策や入場制限などでファンならびに関係者のみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。おかげさまで感染者を出すことなく、シーズンを終了することができましたことに心より感謝を申し上げます。
今シーズンのドラゴンズは、成績はリーグ5位と低迷しましたが、チーム防御率が12球団トップの好成績でした。安定した投手陣と堅い守備でこのような結果となり、スピードアップに貢献できたのではないかと思います。
来シーズンは立浪新監督を迎えて「勝つ野球」に徹し、リーグ優勝そして日本一を目指したいと思います。今回の受賞を励みにさらなる試合のスピードアップにも貢献してまいります。このたびは誠にありがとうございました。
〔パシフィック・リーグ〕オリックス・バファローズ 球団本部長兼広報部長 森川 秀樹 様
4年連続で今年も「ローソンチケット スピードアップ賞」を受賞させて頂くことになり、株式会社ローソンエンタテインメント様並びに関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。今年も新型コロナウイルスの影響により、試合日程やファンサービスに多くの制約が生じることとなりました。ファンの皆様には、様々な感染予防策にご理解とご協力を頂戴し心より感謝申し上げます。
プロ野球を取り巻く環境は大きく変わってしまいましたが、グラウンド上で繰り広げられる選手達のスピード感あふれるプレーや素早い試合展開は、ファンの方々にもプロ野球の魅力のひとつとして楽しんで頂けたのではないかと思っております。おかげさまで、今年のオリックスはパ・リーグ公式戦で優勝することができました。課題であった得点力アップを果たした上で、この「ローソンチケット スピードアップ賞」を受賞できましたことは、これまでの受賞とは違った意味で価値があるものと喜びをあらたにしております。
来年も、この賞の意義を深く理解して、プロらしいスピーディーなプレーとチーム運営を心がけ、ファンの皆様と楽しさや喜びを分かち合えますよう努力して参りたいと思います。このたびは、誠にありがとうございました。