最優秀審判員賞、審判員奨励賞、ファーム優秀審判員賞、ファインジャッジ賞 受賞審判員について
2023年シーズンの「最優秀審判員賞」、「審判員奨励賞」、「ファーム優秀審判員賞」、「ファインジャッジ賞」について下記のとおりお知らせいたします。
最優秀審判員賞
秋村 謙宏(あきむら のりひろ) 57歳 25年目 初受賞
投球判定精度が極めて高く、ストライクゾーンが常に安定していた。また経験豊かであり、常に冷静で難しいプレーに対しての決断力が 優れ、円滑な試合運びが評価された。
審判員奨励賞
山口 義治(やまぐち よしはる) 43歳 15年目
シーズンを通して常に安定した仕事ぶりで、判定精度も高く、落ち着いていて、堂々とした態度とスピード感あふれる動き、ゲームコントロール、特に球審時のフットワークは若手の手本となっており、NPB審判員のリーダーとしての資質が感じられた。
ファーム優秀審判員賞
森口 壽樹(もりぐち としき) 28歳 6年目
今シーズン、ファームでのクルーチーフとしてファームリーダーを努め、メンバーをまとめ、円滑な試合運びに努力した。来年以降、一軍審判員を任命するに相応しく成長を感じた。
ファインジャッジ賞
審判員の技術向上を目的に、優れた判定をたたえ、表彰する制度です。
以下4名が受賞者です。(対象判定日順)
原 信一朗(はら しんいちろう) 44歳 19年目
4月8日 阪神-東京ヤクルト 2回戦(甲子園) 二塁塁審
4回裏、二死一、二塁。打者・木浪(阪神)の打球処理をした三塁手・村上(東京ヤクルト)への二塁走者・佐藤輝(阪神)の動きに対して、間髪入れずに守備妨害を宣告。走塁妨害と紙一重のプレーに対して勇気ある判定をしたことが評価された。
福家 英登(ふけ ひでと) 43歳 21年目
4月28日 オリックス-千葉ロッテ 3回戦(京セラD大阪) 球審
2回裏、二死一、二塁。打者・紅林(オリックス)が三振振り逃げで一塁へ向かう際、走路の後半、規則で許されていないフェア地域内を走り、一塁手の送球を受ける守備を妨害した。それを見逃さずに守備妨害を宣告。判定も見事であるが、ジェスチャーと自信に満ち溢れた態度が評価された。
山口 義治(やまぐち よしはる) 43歳 15年目
6月11日 北海道日本ハム-阪神 3回戦(エスコンF) 二塁塁審
7回表、無死一塁。打者・大山(阪神)のライトへの大きな飛球が捕球されアウトとなった後、一塁走者・植田(阪神)が二塁の手前から一塁へ帰塁するときに二塁手・ハンソン(北海道日本ハム)と接触して転倒した。帰塁の際の珍しい走塁妨害を慌てずに宣告し、一塁への帰塁を指示し、的確な場内放送をしたことが評価された。
山路 哲生(やまじ てつお) 44歳 20年目
6月11日 福岡ソフトバンク-読売 3回戦(PayPayドーム) 球審
7回表、無死。打者・坂本(読売)への投球がグリップ付近に当たり、フェアテリトリーに転がった。グリップに当たったのか、手に触れたのか判断が困難な場面ではあったが、坂本選手の行動を冷静に見定めて、インプレイの判定をしたことが評価された。