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日本野球機構オフィシャルサイト

SMBC日本シリーズ2026

デイリーリポート

第4戦

ソフトバンクが爆発力をみせてDeNAに逆転勝ち。4連勝で2年連続13度目の日本一に輝く

 10月28日、SMBC日本シリーズ2026第4戦がみずほPayPayドーム福岡にて行われた。前日の第3戦ではソフトバンクが正木智也の劇的なサヨナラ弾で逆転勝ちし、3連勝で日本一に王手をかけている。勢いそのままに4連勝でシリーズ連覇を決めたいソフトバンクは、開幕から12連勝を挙げてブレイクを果たした21歳の前田悠伍が先発。一方、崖っぷちに立たされたものの、3連敗からの逆転日本一を諦めないDeNAは、13年目のベテラン・平良拳太郎を先発のマウンドに送り出した。

 試合はいきなり動く。初回、DeNAは一番の度会隆輝が四球をもぎ取ると、一死後、佐野恵太が前田悠の投じた2球目、142キロのストレートを強振。打球は高々と舞い上がり、右翼席に着弾する2点本塁打に。2試合続けてDeNAが試合をリードする展開となった。

 一方、ソフトバンク打線はDeNAの先発・平良から初回、一番の正木が左前打を放ったものの、2、3回は三者凡退と打ちあぐねる。しかし、4回、2巡目を迎えた先頭の正木が四球で出塁すると、続く周東佑京はセーフティ気味のバントを失敗するも、一塁に残ってすかさず二盗を成功、マウンドの平良にプレッシャーをかける。近藤健介が三振に倒れ、二死二塁から四番の栗原陵矢は申告敬遠。二死一、二塁となって打席にはこの日、打順を五番に上げた山本祐大だ。

 平良とは今季途中に山本祐がソフトバンクに移籍するまで、長くバッテリーを組み、手の内を知り尽くした間柄。そんな元バッテリー対決の軍配は、山本祐に上がった。初球から積極的に狙いに行くと、2球で追い込まれたが、3球目を見極めた後の4球目、外角高め145キロのストレートを逃さなかった。素直に振り抜いた打球はダイビングキャッチを試みたDeNAの右翼手・井上朋也の右を抜き、走者一掃の2点適時三塁打に。これで同点に追いつくと、続く柳田悠岐がしぶとく中前に運び、この回一挙3得点で逆転に成功した。

 流れは完全にソフトバンクに傾いた。6回には先頭の周東が二塁打で好機を作ると、三進後、山本祐がきっちりと犠飛を打ち上げ、4点目。7~9回に控える強力リリーフ陣を考えれば、ダメ押しとも言える貴重な追加点と言えよう。

 ソフトバンクの小久保裕紀監督は、7回からはパ・リーグを3連覇した原動力の一つである「勝利の方程式」を投入。まずはR.オスナが7回を三者凡退に抑えると、8回は第2戦でKOされ、第3戦はベンチを外れていた松本裕樹が持ち場に復帰。一番・度会からの強力上位打線だったが、その度会を見逃し三振、牧秀悟を一飛、最後は佐野を二ゴロに仕留めて三者凡退に抑えてみせた。

 9回はクローザーの杉山一樹が仁王立ち。ここまで日本シリーズ3戦1勝2セーブの絶対的守護神は、この日も安定感抜群だった。宮﨑敏郎を二飛、筒香嘉智を左飛、最後は松尾汐恩を空振り三振に仕留め、三者凡退締め。ソフトバンクが4連勝で2年連続13度目の日本一に輝いた。

 本拠地・福岡で念願の胴上げとなった小久保監督は、「監督になってずっと目標にしていた、ここみずほPayPayドーム(福岡)での胴上げ、3年目にしてやっと実現できました」と笑顔。日本一連覇を喜びつつ、「また新しい目標ができた」と、早くも3連覇に向けて決意を新たにした。MVPには今シリーズ4試合で7安打(打率.438)、2本塁打、2打点と一番打者として大いに暴れまわった正木が選ばれ、「苦しい試合ばかりでしたが、ちょっとでも貢献できていたとしたら、うれしいです」と謙虚に喜びのコメント。このほか、優秀選手賞にはソフトバンクから杉山、山本祐、庄子雄大、敢闘選手賞にはDeNAの東克樹が選ばれ、2026年シーズンの幕が下ろされた。

SMBC日本シリーズ2026 第4戦

2026年10月28日(水)
みずほPayPayドーム福岡 ◇開始 18:00 (2時間33分) ◇入場者 36,840人

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
横浜DeNA 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 4 0
福岡ソフトバンク 0 0 0 3 0 1 0 0 X 4 5 0
バッテリー
【ディ】 ●平良(0-1)、片山、吉野、深沢 ‐ 松尾
【ソ】 前田悠、鈴木豪、○ヘルナンデス(2-0)、オスナ、松本裕、(S)杉山(3) ‐ 山本祐
本塁打
【ディ】 佐野 1号(1回2ラン 前田悠)