小中学校の教員を対象とした「ベースボール型」授業に対する指導講習会が7日、福島県営あづま球場で行われました。平成23年度より全面実施された新しい学習指導要領においてバットとボールを使った球技「ベースボール型」が、全国の小中学校の体育授業で必修化となったことを受け、「ベースボール型」の授業に対する現場の先生方を対象とした指導者講習会を日本プロ野球選手会の協力のもと、日本野球機構が行っております。昨年の西武ドームに続き、今年は2回目の開催となりました。
講習会には、福島県の小中学校教員約70名が参加。プロ野球OB選手の松沼雅之氏(元西武)、中濱裕之氏(元巨人)、田野倉利男氏(元中日)、田口壮氏(元オリックス)、古田敦也氏(元ヤクルト)、鷹野史寿氏(元楽天)、平岡政樹氏(元巨人)の7名が講師を務めました。
ボールを使った体操によるウォーミングアップに続いて、実技指導として、「投げる」、「捕る」、「打つ」の3部門に分かれて、基本技能の指導が行われました。それぞれの基本姿勢、基本動作の確認をはじめ、子どもたちが楽しんで学べるようにゲーム性のある練習方法なども紹介されました。後半の実技指導では、試合形式のゲーム(簡略化したゲーム)が行われ、受講者の教員自身が「ベースボール型」球技の楽しさを体験しました。