
一般社団法人日本野球機構と一般財団法人全日本野球協会で構成する日本野球協議会は、「部活動の地域展開」を「最重要課題」と位置づけ、野球界が一体となって取り組む「中学球児応援プロジェクト」を立ち上げました。
プロジェクトでは、「部活動の地域展開」を中学生の野球環境をより活力のある場として未来に拓いていく機会と捉え、4つの取り組み方針を掲げています。「野球をやりたい、やってみたい」という子どもたちがより身近に、気軽に参加できる環境づくりをバックアップしていきます。
プロジェクトのアンバサダーには、野球振興に日頃から熱心に取り組んでいる栗山英樹氏と斎藤佑樹氏の就任が決定しました。この活動を発信、後押しする役割を担っていただきます。
一般社団法人日本野球機構と一般財団法人日本野球協会で構成する日本野球協議会は、プロ・アマ協働にて野球の普及・振興を中心に将来を見据えた活動を行っております。
野球競技の発展を目的とし、様々な課題に対して野球界が一体となって解決すべく、全国47都道府県の野球関係者を一堂に集め「全日本野球サミット」を開催いたしました。
11月15日に行われた第1回開催では、本協議会が最重要課題と位置づけた「中学部活動の支援」をテーマとしました。
中学校の部活動改革、転換期において、中学生世代の野球環境の更なる整備と部活動の地域展開を推進していくうえで、野球界が進むべき方向をより明確にするためのインプットセッションや各野球関係団体の活動事例発表等を行うディスカッションを実施。新たな中学球児支援策の検討を行いました。
また同協議会が進める中学球児支援「中学球児応援プロジェクト」で取り組む方針が示され、中学生の意識向上やスキルアップを目的とした指導者派遣施策「中学野球クリニック」の開催と募集が発表されました。
今後も日本野球協議会では、全日本野球サミット等を通じて様々な野球振興活動に取り組んでまいります。
| オープニング挨拶 日本野球協議会:山中正竹会長、榊󠄀原定征副会長、アンバサダー紹介 |
| =第1部 インプットセッション= |
| 全日本野球サミット開催経緯:谷田部和彦(日本野球協議会普及振興委員会委員長) |
| 協議会創設の実例共有 ①北海道野球協議会 ②長野県野球協議会 |
| 「部活動改革」に見る野球を取り巻く現状と課題:石川智雄(スポーツ庁/地域スポーツクラブ活動アドバイザー/全日本軟式野球連盟理事) |
| =第2部 シンポジウム= |
| 【パート1】中学野球部の現状:土屋好史(日本中学校体育連盟軟式野球競技部部長) |
| 【パート2】活動事例発表:①川口クラブ ②福知山ユナイテッド ③読売ジャイアンツ ④広島東洋カープ |
| 【パート3】ディスカッション [進行]栗山英樹氏 [登壇者]斎藤佑樹氏、石川智雄氏、土屋好史、川口クラブ、福知山ユナイテッド、長野県野球協議会 |
| まとめ(日本野球協議会として事務局より発表) |
| 来賓挨拶 球心会 王貞治代表 |

中学球児への支援策のひとつとして、軟式野球の部活動やクラブチームに所属する選手のレベルアップと指導者の指導力向上を目指す講習会「中学野球クリニック」を開催します。
講師はプロ野球のOBやアマチュアの指導者ら野球の専門家が務め、技術向上を目指す選手に野球への興味・関心を更に深めていただき、技術指導に経験が浅く不安を抱える指導者に指導方法やチーム運営、マネジメントにおけるノウハウを習得いただくことを目的に実施いたします。
この講習会をきっかけに中学球児には改めて野球の楽しさを知っていただき今まで以上に今まで以上に好きになってもらうことを願っています。