9月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が下記のとおり決まりました。
打者部門は、広島・栗原健太選手が8月の受賞に続き、2カ月連続受賞となりました。6月6日以降、4番に座り続ける栗原選手はチームを鼓舞し、23試合中、マルチ安打12回(うち猛打賞4回)をマーク、月間に放った35安打は東京ヤクルト・青木宣親選手と並んで月間最多安打となりました。選考に際しては、青木選手の他に、本塁打(7本)と打点(23打点)の2部門で月間トップとなった畠山和洋選手(東京ヤクルト)と競いましたが、最後は各部門で安定した成績を残し、月間の首位打者(.380)が決め手となりました。広島球団からの2カ月連続受賞は2006年7、8月度受賞の黒田博樹投手(現ドジャース)以来となり、広島の打者としては初となります。
投手部門は、中日の大黒柱・吉見一起投手が1完封を含む5勝負けなしの抜群の成績で、文句なしの受賞となり、自身入団6年目での初受賞となりました。今シーズン、ここまでセ・リーグでは月間5勝を挙げる投手は出ておらず、吉見投手が唯一となります(月間5勝=2010年4月・東野峻(巨人)以来)。激しいペナント争いを繰り広げるチームにあって、吉見投手の安定した投球は首位・東京ヤクルトを猛追するチームの原動力として頼もしい存在となっていることでしょう。中日球団からの投手の受賞は、2009年8月度受賞のチェン投手以来となります。
選手名 | 球団 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栗原 健太 | (広) | 23 | 92 | 35 | 4 | 16 | 0 | .380 |
鳥谷 敬 | (神) | 21 | 76 | 28 | 1 | 8 | 4 | .368 |
マートン | (神) | 21 | 82 | 30 | 4 | 15 | 2 | .366 |
青木 宣親 | (ヤ) | 25 | 99 | 35 | 1 | 15 | 0 | .354 |
畠山 和洋 | (ヤ) | 25 | 84 | 23 | 7 | 23 | 0 | .274 |
選手名 | 球団 | 試合 | 完投 | 完封 | 勝 | 敗 | S | H | 回数 | 三振 | 自責 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
澤村 拓一 | (巨) | 5 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 37.1 | 29 | 3 | 0.72 |
赤川 克紀 | (ヤ) | 5 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 32.2 | 24 | 4 | 1.10 |
吉見 一起 | (中) | 5 | 1 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 37 | 22 | 6 | 1.46 |
*浅尾 拓也 | (中) | 14 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 10 | 17 | 20 | 0 | 0.00 |
*岩瀬 仁紀 | (中) | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 1 | 12.1 | 10 | 2 | 1.46 |
* 印=規定投球回未満
◎栗原健太選手の表彰式は、10月20日(木)広島-中日戦(マツダスタジアム)の試合前に行われる予定です。
吉見一起投手の表彰日は、未定です。
◎各選手には、
☆セントラル野球連盟より記念楯
☆日本生命保険相互会社より賞金30万円ならびにトロフィーが贈られます。