『ファーム日本選手権2026』のファイナルステージ(決勝)が10月4日、しずてつスタジアム草薙(静岡県)で開催された。4時間7分に及ぶ大熱戦となった、ソフトバンクとのファーストステージ(準決勝)に勝利して決勝に進出した東地区王者・日本ハムと、DeNAとのファーストステージを制し、中地区2位から下剋上を目指す巨人との顔合わせ。試合を優位に進めたのは、前日のファーストステージで14安打7得点と打線が好調の日本ハムだった。「稲葉(篤紀監督)さんを胴上げしよう」が合言葉。この日も打線が活発に動いた。
1回表、日本ハムの先発・山城航太郎が2つの安打と四球で二死満塁としたが、このピンチを切り抜ける。すると、その直後、日本ハム打線が巨人先発で中地区防御率1位(1.82)の又木鉄平に襲い掛かる。先頭の吉田賢吾が中前打で出塁すると、前日に殊勲のサヨナラ打を放った淺間大基が右中間二塁打で続く。一死後、エドポロケインの野選で満塁とした後、宮崎一樹の遊ゴロの間に1点を先制した。
3回には二死から東地区最多本塁打(17本)のエドポロが左中間スタンドにアーチをかけ、1点を加点。さらに4回には一死から上川畑大悟が四球を選び、続く吉田が左二塁打で二、三塁と追加点のチャンスをつくる。ここで打席には好調・日本ハム打線の中でも特に安打を積み重ねているベテランの淺間。3球目のストレートを見逃さず、鋭く振り抜いた打球は右前に弾み、2者が生還してリードを4点に広げた。
一方の巨人は5回に三番手・清水大暉の制球が乱れるのに乗じて、一死満塁のチャンスをつくり、中山礼都の右前への2点適時打で2点差に詰め寄ったが、反撃はここまで。5回裏に日本ハム・上川畑に適時打を許すなど、得点直後の失点はあまりにも痛恨だった。
5回を終えてリードを3点とした日本ハムは、小刻みな継投でリードを守る。6、7回を五番手の横山永遠、8回を六番手の浅利太門が無失点でつなぎ、最後は2試合連続での登板となった玉井大翔が巨人打線を3人斬り。日本ハムが29年ぶりのファーム日本一、さらには3地区制となって初の王者に輝いた。
選手の手によって5度、宙を舞った日本ハムの稲葉監督は「最高にうれしいです。選手たちの勝ちたいという思いが強かった」と笑顔。続けて「次はBIG BOSS(新庄剛志一軍監督)を胴上げできるように、成長を手助けしていきたい」と先を見据えた。
最優秀選手賞に輝いたのは、ファーストステージでサヨナラ打を含む3安打1打点、この日のファイナルステージでも2安打2打点と大活躍を見せた日本ハムの淺間。「強い気持ちを持って静岡に乗り込んできました。若手、中堅、ベテランといろいろな力が融合して日本一がとれた」と胸を張る。また、優秀選手賞は2試合を通じて4安打2打点の日本ハム・宮崎、同じく4安打4打点1本塁打の巨人・中山が手にした。
2026年10月4日(日)
静岡 ◇開始 14:04 (3時間25分) ◇入場者 5,231人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
| 読売ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 5 | 11 | 0 |




























