『ファーム日本選手権2026』のファーストステージ(準決勝)第2試合が10月3日、しずてつスタジアム草薙(静岡県)で開催され、DeNAと巨人が決勝進出を懸けて熱い火花を散らした。この試合の前に同球場で行われていたファーストステージ第1試合の日本ハム対ソフトバンクが4時間を超える大熱戦となったため、試合開始が当初の予定よりも20分遅れることとなったが、こちらも緊張感のある試合が展開された。
中地区を74勝40敗8分、勝率.649と圧倒的な強さで制したDeNAと、同地区2位ながら東地区2位の楽天、西地区2位のオリックスを遥かにしのぐ勝率.615で『ファーム日本選手権』への出場権を手にした巨人との戦い。今季、同地区内では17試合を対戦し、DeNAの9勝8敗とほぼ互角の戦いを演じてきた。
先に試合を動かしたのはDeNAだ。1回裏、二死満塁と巨人の先発で2024年までチームメイトでもあった石川達也を攻め、関根大気の一ゴロをティマが弾く間に1点を先制する。一方、DeNAの先発を任された篠木健太郎の立ち上がりは抜群だった。法政大からドラフト2位で入団して2年目、一軍では今季プロ初勝利を含む5勝を挙げた右腕は、初回に2つの三振を奪うなど三者凡退で抑えると、2回はわずか4球、3回も7球で抑えて3イニング連続で三者凡退の圧巻のパフォーマンスを披露した。
3回終了までに篠木に対して打者9人、完璧に抑え込まれていた巨人打線だったが、4回、突如として牙をむく。ソフトバンクから移籍1年目、育成の川原田純平が直球をとらえて左翼線二塁打を放つと、湯浅大が送って一死三塁、外野フライでも同点のケースをお膳立てする。続く三番・中山礼都が高々と打ち上げた打球は右中間に飛び込む逆転の2点本塁打に。5回にも先頭で打席に入った六番の岡田悠希がカットボールをとらえて右中間に運び、大きな1点を加えた。
巨人の先発・石川は、初回に不運な失点を喫するも、しり上がりに調子を上げ、5回を67球で投げ抜き、被安打3、与四死球4、失点1(自責点は0)と十分過ぎる仕事を果たした。特に3回には好調な立ち上がりを見せていたDeNA・篠木へ「お返し」とばかりに、わずか5球で三者凡退に抑えており、いやな雰囲気を断ち切っている。「直後の4回表の逆転劇につなげた」と言っても過言ではないだろう。
巨人は6回から継投に入り、二番手・北浦竜次が6回を、三番手・宮原駿介が7回を、四番手・田和廉が8回をそれぞれ走者を出しながらも後続を断ち、この試合のクローザー役を任されたルシアーノへバトンをつなぐ。今季育成から支配下登録され、一軍のマウンドを12試合経験、ファームでは38試合に登板し、2セーブを挙げているドミニカ共和国出身の右腕はここで冷静なマウンドさばきを見せる。
先頭の石上泰輝を5球で二ゴロに仕留めると、続く代打の西巻賢二にはファウルで粘られたものの、8球目のスライダーで見逃し三振に。最後は小田康一郎を左飛に仕留める完璧なリリーフだった。
巨人投手陣は2回以降、スコアボードに8個のゼロを並べてDeNA打線を封じ、同地区対決に勝利。決勝に駒を進め10月4日、日本ハムとファーム日本一を懸けて戦う。
2026年10月3日(土)
静岡 ◇開始 16:20 (2時間49分)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
| 読売ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 3 |
| 横浜DeNAベイスターズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |





















