岐阜県の小学校で「ベース・ウォール」贈呈式を開催
日本野球機構が小学校や地域の公園に「壁当て遊び用の壁(ベース・ウォール)」を寄贈する事業「NPB 未来の侍プロジェクト」のベース・ウォール贈呈式が12月2日、岐阜県中津川市立阿木小学校で開催されました。
この事業は、低年齢層の児童を中心に野球への関心や楽しさを体験するきっかけを増やすことを目的として、2014年度より始まりました。この日の贈呈式には、阿木小学校の全校児童約100名、父兄らが参加し盛大に行われました。
今年5月に阿木小学校のある児童がバックネットに向けて一人で投球練習を行っていました。その時にボールがうまく跳ね返ってこない様子を見た服部幸広校長が「キャッチボールの相手がいたらもっと効率よく練習ができるのに。なんとかしたい」との思いから応募し、寄贈が決まりました。児童を代表して6年生の澤田萌花さんが「これから野球やドッジボールの的当てなどにも利用してスポーツを楽しみたい」とあいさつ。服部校長は「野球だけではなくティーボール、ソフトボールなどの練習にも使えます。中学生が来て遊んでもいいし、社会体育として大人の人の練習に使ってもらっても大いに結構。阿木小学校のグラウンドにシンボルが生まれた」と感謝の言葉を口にされました。その後、始球式、記念撮影が行われ、児童の元気な声がグラウンドに響いていました。
現在、ベース・ウォールは26都道府県に27基完成。将来的には47都道府県に1基ずつの設置を目指しています。