2017年を迎えて
新春のお慶びを申し上げます。
今年はペナントレース開幕前に第4回ワールド・ベースボール・クラシックが開催されます。小久保監督率いる「侍ジャパン」は、最強のメンバーを編成し、悲願である「世界一奪還」を実現するとの固い決意のもと、国際試合を勝ち抜いてくれると信じております。
そして、日本プロ野球界として弾みをつけて2017年シーズンの開幕を迎えたいと願っております。
昨年は、25年ぶりのリーグ制覇に沸いた広島東洋カープと、大逆転でリーグを制した北海道日本ハムファイターズとの間で印象深い日本シリーズが繰り広げられたほか、多くの若手選手の活躍や、偉大なベテラン選手の引退など、話題に富んだシーズンでした。また、野球・ソフトボールが東京オリンピックの正式種目として復活するという、大変喜ばしいニュースもありました。
今年のペナントレースでも更なる熱戦が繰り広げられ、新たなヒーローや記録が誕生するでしょう。開幕を心待ちにされているファンの皆さまのご期待にお応えすべく、選手・関係者一同は全力を尽くすことをお約束いたします。そして年頭にあたり、2020年の東京オリンピックや、その先の未来に向かって、若年層の競技人口拡大といった、野球の普及・振興にもこれまで以上に注力していかなければならないという思いを新たにしているところであります。
1934年以来、ファンの皆さまに支えられてプロ野球は育ってまいりました。2017年シーズンも皆さまから大きなご声援をいただけますよう、より一層努力してまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本野球機構会長
日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー
熊﨑勝彦