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野球日本代表「侍ジャパン」トップチーム稲葉篤紀監督 就任のあいさつ

 このたび、野球日本代表チーム「侍ジャパン」の監督に就任いたしました稲葉篤紀です。どうぞよろしくお願いいたします。

 これまで多くの諸先輩方が日本の国技ともいえる野球に携わり、オリンピックでは金メダルを目指し、WBCでは優勝を目指して戦ってまいりました。2020年の東京オリンピックは、国を挙げての記念すべき大会であり、また野球がオリンピック競技に復活するという重要な大会になります。そんな中、私が代表チームを率いる監督を務めさせていただくという事で、今はただ感謝の言葉しかありません。

 私自身、代表チームには、2008年北京オリンピック、そして2009年、2013年WBCに選手として出場、そして今年のWBCはコーチとして参加をさせていただきました。国際大会というのは、国と国とのプライドがぶつかり合う真剣勝負であります。また一つも負けられないという短期決戦でもございます。精神的に肉体的に辛いものがあり、それを乗り越えて優勝した大会もありますし、またファンの皆さまに悔しい思いをさせてしまった・・・そんな大会もあります。今年のWBCに関しましても、コーチとして自分自身、もっと何かできたんじゃないか、もっと選手が活躍するために働きかける事ができたんじゃないか、そんな思いをしていましたところ、代表監督の話をいただきました。監督経験がありませんので、これから本当に自分がやっていけるのか、そういう不安が非常にありましたけれども、監督に選んでいただきました皆さまに感謝をし、そして3年後に迫ってくるオリンピックに向けて自分自身が何をやっていけるのか、という思いが上回りましたので、今回、監督を引き受けさせていただく思いになりました。

 国際大会を戦っていく上で、野球のスタイル、どういう戦い方をしていけばいいのかという事は考えている最中でございますが、今、自分自身の中で一番大事にしているのが、やはりチームの和、結束力です。国を背負い、日本のために戦ってくれる選手をはじめ、ファンの皆さま、そして関係者の方々と強く結束をし、アンダー世代や女子野球チームと同じユニフォームを着用し、日本野球の、侍ジャパンの誇りを胸に、これからしっかりと戦っていきたいと、そのように思っております。また、小久保監督がこれまで築き上げてきたものをしっかりと継承しながら、またいいチームを作っていきたいと思っております。

 今週の木曜日で45歳になります。まだまだ若輩者ではございますが、日本のため、侍ジャパントップチームの監督として、しっかりと務めさせていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。