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【コラム】開幕直前!2021年セントラル・リーグ展望

3連覇を狙う巨人が軸。新人・佐藤輝明の活躍次第で阪神が対抗馬になるか

 セ・リーグは今年も3年連続39度目の優勝を目指す巨人を軸にペナントレースが展開しそうだ。昨年独走を許した他5球団がどのように食らいつくかが見どころで、プロとしての意地と真価が試されるシーズンでもある。

 原辰徳監督は「野球ができる環境に感謝しながら、皆様に元気を与えられるプレーをしていきたい」とコロナ禍での健闘を誓う。チームとしては、メジャー・リーグ移籍を一時断念し、チームに残留したエース菅野智之の存在が大きい。昨年、9勝6敗の成績を残した戸郷翔征、8勝4敗のA.サンチェスの三本柱が確立。DeNAからフリーエージェント(FA)で井納翔一を獲得するなど、選手層は厚い。投手チーフコーチ補佐に迎えた桑田真澄コーチがどう投手陣をブラッシュアップするのかも楽しみとなる。
 打撃陣も3年連続30本塁打をクリアし、昨年の本塁打王と打点王の2冠に輝いた岡本和真、31歳10カ月と史上2番目の年少記録で2000安打を達成した坂本勇人ら主軸も脂が乗っている。DeNAからFA移籍した梶谷隆幸も、得点力アップに貢献しそうだ。

 台風の目となりそうなのが昨年2位の阪神で、藤浪晋太郎に注目。昨年、長年の不振から復活の兆しを見せた右腕は、プロ9年目で自身初の開幕投手を務める。シーズン幕開け登板での内容次第では、チームが一気に活気づく可能性がある。矢野燿大監督の“ギャンブル”がどう出るかが非常に楽しみだ。オープン戦で持ち前のパンチ力を見せつけているドラフト1位ルーキーの佐藤輝明が不動のクリーンアップに座って打線が固まれば、巨人の強力な対抗馬になり得る。

 中日は、昨年のリーグワースト得点429の数字をどれだけ伸ばせるか。リーグ5位の盗塁数33もチームの懸案課題となっており、一塁ベースコーチへの配転が決まった荒木雅博内野守備走塁コーチを中心に機動力アップをもくろむ。投手陣では、防御率1.82で同部門のタイトルを獲得したエース・大野雄大を軸に、福谷浩司、柳裕也らに続く先発の柱を確保できるかがポイントとなる。

 三浦大輔新監督が指揮を執るDeNAは、投手陣全体の整備が急務となっている。今永昇太、東克樹がケガの影響で出遅れそうで、巨人に移籍した井納の穴も小さくない。貴重なセットアッパーとして活躍したS.パットンが抜け、継投パターンをいかにして再構築できるか。野手では、メジャー移籍した筒香嘉智の後を継ぐ主砲の佐野恵太が、キャプテンシーを発揮できるかどうかがチーム浮上のカギを握る。

 就任2年目を迎えた佐々岡真司監督が率いる広島は、昨年チーム防御率4.06でリーグ5位に甘んじた投手力をどう底上げできるか。3年ぶりのV奪還には、昨秋に右ヒジの手術を受けたエース・大瀬良大地の力が不可欠だ。昨季新人王の森下暢仁、ドラフト1位で入団した栗林良吏ら若い力に加え、最速154キロを誇る新外国人左腕のK.バードら新戦力の活躍も、かつての投手王国復活に欠かせない条件となる。

 2年連続の最下位に沈むヤクルトは、昨年チームの防御率と打率がリーグ最下位。長いペナントレースを戦いながら、戦力とプラスアルファの力を培う必要がある。投手陣は大黒柱の小川泰弘だけではなく、巨人から移籍した田口麗斗、ドラフト1位新人の木澤尚文、2年目の奥川恭伸らが高いレベルの争いを繰り広げられたら、層は必然的に厚くなる。
 また、常勝ソフトバンクから移籍したベテランの内川聖一は何をもたらしてくれるのか。自ら手を挙げて新主将に就任した山田哲人の覚悟がにじむシーズンでもあり、打撃陣をはじめチームをどのように盛り上げるかにも注目したい。

【文責:週刊ベースボール】