1月19日、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)リカルド・フラッカーリ会長と一般社団法人日本野球機構(NPB)熊崎勝彦コミッショナーは東京で記者会見を行い、第1回WBSC プレミア12を11月に日本で開催するパートナーシップに合意したことを発表いたしました。
同パートナーシップにおいては、NPB(2300万人近くの入場者数を記録し、NPB80周年記念にあたる2014年に世界で2番目に観客を集めたスポーツリーグとなる)はWBSCの新しいフラッグシップ大会となるプレミア12の開幕戦、準決勝、決勝を開催することになりました。同大会には世界のトップ12カ国が参加する予定となっており、数百万米ドルの賞金と国際大会の中で最も多くの世界ランキングポイントが付与される大会となります。
また、プレミア12の準決勝、3位(銅メダル)決定戦と優勝決定戦が東京ドームで開催されることが合わせて発表されました。
昨年6月にはチャイニーズタイペイが大会開催権利を与えられており、1次ラウンドと準々決勝は引き続きチャイニーズタイペイで開催されます。
「今回の画期的なパートナーシップによってWBSC プレミア12の11月の立ち上げ、世界の何億もの野球ファンの方々へのアピールを推進することとなり、NPB熊崎コミッショナーには感謝いたします。今回様々なステークホルダーと協力することにより、野球がアスリート、ファン、スポンサーにとってリーダーとして確立され、多くの視聴者に見ていただける両国で共催が実現することに対しては特に誇らしく感じています。また今回の発表は先月承認されたアジェンダ2020改革に続くこととなり、時宜を得た後押しとなるでしょう。」
「今回のパートナーシップは我々がWBSCフラッカーリ会長の元に団結し、プレミア12を始めとする国際大会に対するグローバルビジョンを共有していることを示す力強いシグナルを送るものとなりました。これはNPBにとっても大きな名誉であり、また責任を伴うものと認識しており、WBSC プレミア12が成功するものと確信しています。NPBはWBSCとの強固な連携を通じてWBSC公認国際大会、特にプレミア12で見られるような、それぞれの国の為にグローバルな舞台でプレイするアスリート、またそういった代表チームが参加する大会の価値を上げていく事に全力を傾けていきたいと思います。」
WBSC プレミア12は9日間の試合開催日を含む11月8日から21日まで開催されることが発表され、同大会は「エキサイティングな短期決戦」になります。
試合日程及びグループ分けは後日発表を予定している中、日本で開催される開幕戦は世界ランキング1位の日本代表「侍ジャパン」のトップスターが参加し、満員のスタジアムの中、熱狂的なファンとメディア関係者とともに幕を開けることが期待されます。