16の国・地域が野球の世界一をかけて戦う、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝は23日(日本時間24日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、 前回覇者の日本は北京五輪優勝の韓国と対戦、延長戦の末、5-3で下し、WBC連覇を成し遂げました。
日本は3回、1死一、三塁から小笠原道大選手がライト前にタイムリーを放ち1点を先制。先発・岩隈久志投手も4回まで1安打のみに抑える完璧なピッチングを見せました。
しかし、押し気味に試合を進めながらなかなか点の奪えない日本は5回、無死一、三塁のチャンスを逃すと、その裏、韓国の先頭打者に痛恨の一発を浴び、同点とされました。
日本は7回に中島裕之選手のタイムリーで勝ち越し、8回には岩村明憲選手の犠牲フライで3-1と突き放しましたが、 粘る韓国に8回1点を返されるとさらに9回、この回から登板のダルビッシュ有投手が2死からタイムリーを許し再び同点、延長戦に入りました。
迎えた10回、日本は2死二、三塁とすると、バッターはイチロー選手。ファールで粘った後の8球目をセンター前に弾き返して2点を勝ち越し、優勝を決める一打となりました。 その裏、最後はダルビッシュ投手が三振で締め、日本はWBC連覇を達成しました。
なお、今大会のMVPには、3戦3勝の松坂大輔投手が2大会連続で選ばれました。
2009年3月23日(月)
Dodger Stadium ◇開始 18:39 (4時間) ◇入場者 54,846
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
日 本 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5 |
韓 国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 |
(延長10回)
[日] | 岩隈、杉内、○ダルビッシュ(2-1) - 城島 |
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[韓] | 奉重根、鄭現旭、柳賢振、●林昌勇(0-1) - 朴勍完、姜ミン鎬 |
[韓] | 秋信守 2号(5回1点 岩隈) |
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